【こちらメルボルン】しばしの幸せな時間、フォトセッション

全豪オープンは男女の決勝とも、手に汗握るスリリングな戦いでした。

3度目のマッチポイントは、アドバンテージサイドからワイドへ打ったサービスエース……かと思いきや、レットのコール。

仕切り直して、まったく同じ場所へ、ほとんど同じサービスエースを叩き込んだセレナ。

これと同じことができる女子選手がほかにいるとは思えません。それこそがセレナが飛び抜けた存在である理由と思います。年々テニスが完成されていて、でも、まだまだうまくなりそうな。。。

シャラポワはセレナに16連敗となりましたが、世界2位が世界1位を追いつめていき、セレナはその恐怖と戦っていたように思います。

つらい敗戦に違いないのですが、グッとこらえ、「私は戦うのが好き、それも強い相手と戦うのが好き」とシャラポワ。やはり世界2位のメンタリティです。

優勝翌日のフォトセッションのひとコマ。大会期間中は風邪を引いていて鼻声で、咳き込んだりもしていたセレナが、こうしてトロフィーを掲げるのですから、いったいどんな体の持ち主なのでしょう。

こちらメルボルン空港にて。セレナのグランドスラム19勝おめでとうのスクリーン(ヘッドフォンのBeats広告)。

試合中、何度か妙な動きをしていたジョコビッチ。マレーとの激しい打ち合いは高いレベルで、2セットが終わった時点で試合時間は2時間半超。2人が、ポイント間のたった「20秒」で息を整えて次のプレーに向かう様子を見ていたら、なんだか胸が苦しくなってしまいました。

第1セットをジョコビッチが取り、第2セットの第10ゲームでマレーがセットポイントをつかみます。そこをジョコビッチがしのぐのですが、そのあたりからジョコビッチの運動量がマキシマムに近くなり、肩で息をしていて相当苦しそうでした。

3つのチャレンジをすべて使うなど、その数十秒間さえもジョコビッチにとっては回復時間だったように見えました。このペースで最後までもつだろうか、という感じでしたが、あとで振り返ればどうにか復活しようと力を尽くしてしていたのでしょう。

マレーのほうが余力があって元気に見えました。ただ、ジョコビッチの運動量が落ちて、足を気にしている様子に、ペースを合わせてしまったように思います。

ジョコビッチが第3セットの最初の数ゲームを流して、落ちた体力と気持ちを持ち上げる準備をしていたとき、マレーはその時間を与えないようにもっとペースを上げたかったところです。

マレーは今回の敗戦で全豪決勝4戦4敗(2010、11、13、15年)、あと一勝が遠いですが、その一勝をつかんでほしいと願っている声援が、ロッド・レーバー・アリーナにあふれていました。

準決勝でベルディヒに勝ったあと、「女性のコーチでも、いいコーチになれるというところを見せられた」とスピーチしたマレー。ファミリーボックスには元世界1位のアメリー・モレスモー コーチがいました。

女性のコーチとチームをつくったことへの批判を吹き飛ばす結果と、その言葉を自ら発するところに、カッコいいなと思いました。次にトロフィーを掲げてまたその言葉が聞けたら最高ですね。

(編集部A)

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