こちらテニマガ編集部、懐かしい方にお会いしました。

1994年~97年までテニマガ誌上で連載していた
「サイエンスアイ」という企画があります。
現在もテニマガで「新・サイエンスアイ」という、
続編にあたる連載をしているのですが、
元祖「サイエンスアイ」の3人の執筆者のうちのひとりである
勝田茂先生(筑波大学名誉教授であり、医学博士でもいらっしゃいます)が
編集部にいらっしゃいました。
もう、お会いするのは10年ぶりくらいのことでしょうか。

↑元祖「サイエンスアイ」はその後、本になりました。

先生は「ちょっとしたお願い事があって」と、
編集部にいらっしゃったのですが、
本題よりも雑談に花が咲いてしまいました。
なんと勝田先生は、ただいまテニスにどっぷりはまっているとのことで
なんと最近、JTAランキング70歳以上(ダブルス)の
1位になったと言うのです!
まあ、びっくりしましたっ!
なぜなら、サイエンスアイ担当だった私、編集部Aが知る限り、
3人の執筆者のうち、
蝶間林利男先生は元デ杯トレーナーであり、自らも選手だった方で
佐藤政廣先生は現役のテニスコーチであり、
そして勝田先生は、テニスをほとんどやりませんでした!
スペシャル・トレーニングをたくさん考えていただきましたが、
それをやる方ではなかったのです。

ところが定年を迎えて以降、出来た時間でテニスに夢中になったとか。
ラケットを初めて握ったのは30歳過ぎてからで
それが、60歳を過ぎて真剣に取り組み
70歳を過ぎて(ただいま先生は71歳)ナンバーワンになったとか。
しかも昨年は世界マスターズに日本代表で出場したそうです(感動)。

「まさか先生、トレーニングもばっちりなさっているとか?」
「当たり前じゃない。本職なんだから」
なんて会話が続いて、もう、本当にびっくりしました。

この話を聞いて、俄然やる気になる方が増えるのではないかと思い、
ご紹介させていただきました。

今年は世界大会のチャンスを逃して
「悔しいから、来年目指すよ」とおっしゃる先生の、
生き生きした様子がうれしくて仕方ありませんでした。

「世界を目指せ!」は、若い才能ある選手だけにある言葉ではありません。
すべての人にその可能性はあるんですね~。

(こちらテニマガ編集部A)

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