テニス再開に向けて大事なこと第一弾 ①動作チェック(可動性、安定性)
これまで1ヶ月以上に渡る自宅での自粛生活中、皆さんが出来る事をそれぞれが工夫をしてやってきている事と思います。地域によっては、すでにコートでテニスを再開しているところもあるでしょう。
改めて、テニスコートでボールが打てる喜びを再確認していると思います。
ただ、長い期間ボールを打っていないと、最初は様々なことが上手くいかないことに悩まされます。
怪我や病気で長い間テニスが出来ない経験をした選手なら経験があると思いますが、ブランク開けにコートに立っていざボールを打ってみると、
「ボールの動きに目がついていかない」
「ラケットが重くて速く振れない」
「足が思ったように動かない」
「力が入らない」
「身体全体が伸びたゴムの様になっている」
「息がすぐにあがる」
こんな経験をする事になります。
基本的な動作として
1. 走る
2. 投げる
3. 飛ぶ
4. 打つ
5. 取る
があり、これから2週間でこれらの基本動作を段階的なトレーニングで、身体をフィットさせるメニューを紹介します!
全身持久力(俗に言う体力)
大きく分けて4つ、それぞれは3日間のプログラム。
①動作チェック(可動性、安定性)
②走る(直線)
③飛ぶ(パワーステップ)
④切り返し(横方向)
①動作チェック(可動性、安定性)|目的
関節の可動性、安定性の向上
※肩関節・股関節を中心とした関節の可動性、体幹(腰部)を中心とした安定性
関節のコントロール
※自重やペットボトルなど軽い負荷を用いてのエクササイズでの動きのコントロール
肩・肘・手首の怪我のほとんどが肩甲骨と肩関節が上手く使えなくなって起ります。同様に、腰は胸(胸椎)や股関節、膝や足首は股関節の機能が上手く使えなくなると負担が増えます。
最初は時間をかけて丁寧にフォームを確認しながら、正確に動作出来るように行ないましょう。基本的に毎日練習前に行うトレーニングで、慣れてくると短い時間でその日の身体の状態を掴むことができます。
各メニュー10回(15〜30秒)程度行いますが、正しいフォームで出来る回数で行うことを念頭に置き、慣れてきたら難易度を上げて負荷を高くしましょう。
上級者になれば、実施する種目がどんどん増えてくるので、決まった時間内で日々トレーニングする為に、マスターした種目は回数や時間を減らして筋肉に刺激を入れるだけでもハイパフォーマンスの維持と怪我予防になります。
是非参考にしてみてください^_^
今後もみんラボ研究員一同、様々な情報の公開を行う事でコロナ収束後のテニス界に少しでも貢献していきたいと思います。
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