「今日のやっさん」〜遠征ふりかえり『まさかの大会がなくなる!?』〜

最近色々と写真を見返していると、
去年の遠征の写真などが出てきて感傷に浸っている、
今日この頃の僕です(笑)
そこでいくつかエピソードを紹介していきたいと思います(^○^)

2019年最初の遠征は前途多難!?

2019年の1月からツアーチーム『Project E.O』を発足し、最初のツアーは「トルコ」でした。
そのトルコ遠征は、当時まだジュニアだった佐藤南帆選手(現在は慶應義塾大学に在学)と共に2週間戦いました。
1周目はシングルスでベスト4という結果を出すことができました。
日本にはないレッドクレーのため、まずはコートに慣れながらも結果を出すことができたこと。
また、1月23日は南帆の18歳の誕生日ということもあり、2周目に向けてモチベーションもコンディションもバッチリでした。

ですが、気持ちとは裏腹に自然の脅威が立ちはだかりました。

2周目が始まる直前から天候が荒れはじめ、また、海が近いため風も強くテニスができない状況が続きました。1日延び、また1日延びと、気づけば南帆の1Rが行われたのは本来決勝戦が行われるはずの日曜日でした。その試合はシード選手に勝ったのですが、結局その週の大会は全ての試合が消化することが困難という判断でキャンセルになりました。

トルコのアンタルヤのレッドクレーでプレーする南帆!

コーチとしても選手としても稀有な経験

大会がキャンセルになることなんてほとんどありませんし、聞いたこともありません。
本来はインドアコートのある設備に移って行うのですが、今大会の会場付近にはそれがありませんでした。実際大会の中止は過去に1度あるかないかぐらいのことで、誰にも判断が難しい状況でした。
僕もルールブックを見たり、国際大会を運営している友人に対処を確認したりしましたが、結局その大会のスーパーバイザーの判断になるとのことでした。僕ももちろんですが、他の選手やコーチたちも訴えていました。なぜなら、試合が行われていなくても、ホテル代や食費、コーチへの給料など必要経費は選手が払い続けなくてはなりません。
なので、やはり試合をなんとかしてほしいとの想いがそこら中に溢れていました。
そして、僕はこのようなことがないように、またもし起きてしまったとしても経済的な負担などを考慮したルールを見直す必要があると強く思います。

風が強すぎて、レストランの大窓が割れました。
凄い音がしました。

大切なのはコミュニケーション

やはり延期が続くにつれてモチベーションは下がってきます。
同じ景色、同じ食事、同じ人、同じことの繰り返しは人間にとって苦痛のひとつです。
だからこそ、選手とのコミュニケーションが最も大切だと改めて学ぶことができました。
選手が焦るのと同じようにコーチやスタッフももちろん焦ります。でも、その焦りや不安を少しでも良いものに変えるための空気づくりは、僕たちのやるべきことだと思います。
そして選手はそれに応えるために日々の努力を継続する。
イレギュラーが起こったからこそ、気づけた部分でもありました。

でも、こんなことはもう勘弁してほしいのが本音ですね。。。

晴れたら綺麗な場所でした!!

ちなみに、トプ画の猫ちゃんはトルコのレストランにいる猫ちゃんです(*´ω`*)

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