初出場から2年連続16強のシフィオンテク、次は前年完敗したハレプ [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の女子シングルス3回戦でイガ・シフィオンテク(ポーランド)とエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)がともにストレートセットで勝ち上がり、シモナ・ハレプ(ルーマニア)が速やかに勝利を決めてこれに続いた。

 第1シードのハレプは第25シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ)をわずか54分しかかけずに6-0 6-1で圧倒し、今年の連勝記録をキャリア最高の「17」に更新した。19歳のアニシモワは32本のアンフォーストエラーを犯し、対するハレプは7本に留めた。

 2018年フレンチ・オープンでグランドスラム初タイトルを獲得したハレプは、3度目の四大大会制覇を目指している。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 当時17歳だったアニシモワは、2019年のパリ準々決勝でディフェンディング・チャンピオンだったハレプに対して番狂わせを演じていた。しかしこの試合でのアニシモワはコントロールが不正確で、出だしからハレプに有利な形で進んだ。

 ハレプは次のラウンドで、アニシモワと同じ19歳のシフィオンテクと対戦する。シフォンテクはシモーヌ・マチュー・コートの第1試合で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したユージェニー・ブシャール(カナダ)を6-3 6-2で下した。彼女はここまでのところ13ゲームしか落としておらず、初出場だった昨年から2年連続の4回戦進出の過程で1セットも落としていない。

 シフォンテクは昨年の4回戦でもハレプと対戦しており、そのときは1-6 0-6で敗れていた。

 ロラン・ギャロスで2度8強入りした実績を持つ第3シードのスビトリーナはスザンヌ・ランラン・コートの第1試合で、第27シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-4 7-5で退けた。(APライター◎ジョン・レスター/構成◎テニスマガジン)

※写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)
PARIS, FRANCE - OCTOBER 02: Iga Swiatek of Poland celebrates after winning match point during her Women's Singles third round match against Eugenie Bouchard of Canada on day six of the 2020 French Open at Roland Garros on October 02, 2020 in Paris, France. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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