フレンチ・オープン新女王のシフィオンテクが心理学者との協力を推奨

※写真はフレンチ・オープンで1997年以来の10代チャンピオンに輝いた19歳のイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)

スポーツ心理学者と一緒に働くことは、ティーンエイジャーのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がフレンチ・オープンで優勝を遂げる助けとなった。そして彼女は、それは他の人にとっても役に立つと考えている。

 19歳のシフィオンテクは水曜日、自分はパリでの2週間にも帯同していたスポーツ精神分析医のダリア・アブラモビッチ氏とのトレーニングから多くのサポートと強さを引き出したと打ち明けた。
 
「心理学的なトレーニングはすごく複雑で、絶えず続くものです。ダリアは私のことをよく理解してくれていて、私たちはたくさん話します」とシフィオンテクは説明した。「心理学者について、問題を抱えた人々のためのものだと考えるべきではありません。それは成長したい人々のためのものだと私は考えています」。

「私たちがダリアと行った作業は、皆にとって理想的ではないかもしれません。と言うのも、皆がチームメンバーを自分たちの生活に受け入れる準備があるとは限らないからです。でも私が言えることは、それがどのように機能するか試してみるということです」

 先週の土曜日に、シフィオンテクはロラン・ギャロスのシングルスで優勝した初のポーランド人となった。彼女は成功の事実がゆっくりと浸み込み始めたことを認め、メディアからの注目にも慣れなければいけないだろうと語った。

 フレンチ・オープンでのシフィオンテクは、ニコール・メリカ(アメリカ)とのペアで臨んだ女子ダブルスでも準決勝に進出した。男子シングルスのチャンピオンであるラファエル・ナダル(スペイン)の大ファンだという彼女はミックスダブルスでプレーする希望についても言及し、ナダルがこの関係の可能性を考えてみてくれるよう願うと話した。

 ふたりの行く道は、今年のパリですでに交わっていた。

「大会初日に私がウォーミングアップで友達とサッカーをしていたらラファのボディガードが私たちに止めるよう言ってきたのだけれど、それを見た彼(ナダル)は手を振ってプレーを続けるよう合図してくれたんです。私はすごく感謝しました」とシフィオンテクは明かした。

 パリでの7試合で28ゲームしか取られなかったシフィオンテクは、フレンチ・オープンでセットを落とさず優勝を遂げた2007年のジュスティーヌ・エナン(ベルギー)以来の女子選手となった。彼女はまた、1997年のイバ・マヨーリ(クロアチア)以来となる10代の女子シングルス優勝者となった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はフレンチ・オープンで1997年以来の10代チャンピオンに輝いた19歳のイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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