サバレンカが0-6 0-4からの大逆転劇で準決勝進出 [オストラバ・オープン]

写真はドーハの大会でのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「J&T銀行オストラバ・オープン」(WTAプレミア/チェコ・オストラバ/10月19~25日/賞金総額52万8500ドル/室内ハードコート)の女子シングルス準々決勝で第3シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がスロースタートを克服し、予選勝者のサラ・ソリベス トルモ(スペイン)を0-6 6-4 6-0を倒す大逆転劇を演じた。

 世界ランク73位のソリベストルモは同12位のサバレンカに対して6-0 4-0と圧倒的リードを奪っていたが、サバレンカがリズムを取り戻してそこから12ゲームを連取する怒濤の勢いで挽回に成功した。

 サバレンカは次のラウンドで、ジェニファー・ブレイディ(アメリカ)と対戦する。ブレイディもまた予選勝者のベロニカ・クデルメトワ(ロシア)に対して第1セットを落としながら巻き返し、最終的に6-7(5) 6-3 6-1の勝利でUSオープンに続く今季4度目のベスト4進出を決めた。

 より早い時間帯に行われた試合では、第4シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が第7シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-4 6-1で、マリア・サカーリ(ギリシャ)はオンス・ジャバー(チュニジア)を3-6 6-3 6-1で下し、勝ち上がった両者の準決勝での対戦が決まった。

 メルテンスは力強く試合を始めて第1セットで4-2とリードしていたがアザレンカがそこから出力を上げて巻き返し、1ヵ月前のUSオープン準々決勝と同じくストレート勝ちをおさめた。産休前に2度グランドスラム大会優勝を遂げた実績を持つアザレンカはUSオープンでそのあと決勝まで勝ち進み、そこで大坂なおみ(日清食品)に敗れたものの準優勝を遂げていた。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックのため特にアジアで多くの大会がキャンセルとなった中、WTAツアーの暫定カレンダーに組み込まれた。感染者が急増しているチェコでは6人以上が集まるイベントを制限する措置が政府によって取られており、今大会は例外として開催を許されたが無観客で行われている。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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