年末世界1位を決めたジョコビッチが初戦に勝利 [Nitto ATPファイナルズ]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)

男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月15~22日/賞金総額570万ドル/室内ハードコート)の大会2日目のシングルスはグループ東京1970のラウンドロビン(総当たり戦)第1戦が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が試合序盤に許したブレークを克服して第8シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3 6-2で退けた。

 2007年のダビド・フェレール(スペイン)との対戦以降、ジョコビッチはATPファイナルズの初戦で敗れていない。両者はこれが6度目の対戦だったが、ジョコビッチの6連勝となった。

 世界ランク1位のジョコビッチはシーズン末のエリート対決であるこの大会で5度優勝しており、ロジャー・フェデラー(スイス)の最多記録まであと1タイトル足りないだけだ。一方のシュワルツマンはフレンチ・オープンでグランドスラム自己最高となる準決勝進出を果たし、最終的にジョコビッチに敗れたイタリア国際を含めて2大会で決勝に進出したことにより初の出場権を獲得していた。

 今年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックのため、2万人収容可能なO2アリーナに観客の姿はない。

「ある意味、練習みたいな雰囲気だよ」とジョコビッチはコメントした。「ここはテニスプレーヤーにとって、もっともエキサイティングなアリーナのひとつだ。会場の雰囲気は刺激的で、観客はいつも騒がしくして本当に試合に熱中していたものだ」。

 試合後にジョコビッチは、スタンドの4方向に対して感謝の気持ちを捧げるような仕草をした。

「何故あんな風に祝いの仕草をしたか? あれは僕の儀式だからね。コートへの、そして戦うチャンスを得たことへの僕の感謝の示し方でもあるんだ」とジョコビッチは説明した。「例えスタンドに観客がいなくても、テレビで観てくれている人々が大勢いることは分かっている。だからその感情を彼らとシェアしているんだよ」。

 ジョコビッチは日曜日、ピート・サンプラス(アメリカ)の最多記録に並ぶ6度目の年末ランキング1位を祝うトロフィーを授与されていた。

 シュワルツマンは同胞のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に続き、ATPファイナルズのシングルスでプレーした2013年以来となる南米出身の選手となった。

「試合の序盤、彼はベストのレベルでプレーしていなかった」とシュワルツマンは振り返った。「僕は出だしにチャンスを掴んだが、それから彼がブレークバックした…。僕はあまりに多くのミスを犯してしまった」。

 同組のもうひとつの試合では、第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-3 6-4で倒した。両者は8日前にパリ(ATP1000/室内ハードコート)の決勝で対戦しており、メドベージェフが5-7 6-4 6-1で勝っていた。

 ロンドンでATPファイナルズが開催されるのは12年目の今年までとなっており、2021年から25年まではイタリア・トリノで行われることが決まっている。

 プレーヤーのホテルは会場から徒歩でもすぐの距離にあるが、ウイルス対策のプロトコルのために彼らは会場からと会場まで大会側が手配した車で移動している。また大会は初めてエレクトリック・ラインコールを採用したたため、プレーヤーはもはやボールがインかアウトかでチャレンジをすることはできない。しかしながら選手は例えばボールが2度バウンドしたか否かなど、他の議論の余地ある状況でビデオによる確認を要求することができる。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images