男子シングルスはベスト16入りの15人が決定 [2020インカレ]

写真は第2シードの山尾玲貴(関西大4年)を破って雄叫びを上げる中川舜祐(法政大3年) 写真◎BBM

全日本学生テニス連盟が主催する「2020年度全日本学生テニス選手権大会(男子88回/女子64回)」(三重県四日市市・四日市テニスセンター/11月17~24日/ハードコート)の大会4日目は男女シングルス3回戦などが行われ、男子シングルスは1試合をのぞき15人の選手がベスト16入りを決めた。

 降雨により男女ダブルスの2回戦(一部は実施済み)は翌日への延期が決定。男子シングルスは15試合を消化して、残る東川将大(甲南大4年)と濱口昌孝(亜細亜大3年)の一戦は第2セット途中で翌日延期が決まった。

 ベスト16入りの顔ぶれは9人がシード勢。第1シードの今村昌倫(慶應義塾大4年)は岡崎大倭(甲南大4年)に6-1 6-1と完勝し、先の全日本で準優勝を果たした昨年のインカレ王者が大会連覇に向けて好調をアピールした。

 今村本人は連覇への気負いは見せず、「(連覇への)プレッシャーはあまり感じていない」と言う。このインカレがおそらく学生最後の大会となることが、守りに入らず攻める気持ちがV2達成の鍵となる。その準備も「しっかりできている」と自信を覗かせた。


大会連覇に向けて好調を維持する今村昌倫(写真◎松村真行)

 一方、昨年のインカレ準Vを果たした第2シードの山尾玲貴(関西大4年)はノーシードの中川舜祐(法政大学3年)に2-6 6-7(5)とストレート負けを喫し、中川はインカレ初のシングルス16強入りを果たした。

 ディフェンス力に長ける山尾に対し、中川は武器とするフォアハンドで強打を圧倒。さらに「ネットをとらないと勝てないと思っていた」というように、甘くなったボールに対してはすかさず前へ詰め、次々とポイントを重ねた。

 そのほかシード勢では、昨年ベスト4に入った第6シードの松田龍樹(近畿大3年)も大野翼(関西大4年)にストレート負け。4年生の大野は「大学最後のインカレ。中途半端なプレーだけはしたくない」とラケットを振り切り、松田との長いラリー戦を制圧。自身初のシングルス4回戦進出となった。


大野翼(左)と松田龍樹の試合は大野に軍配が上がる(写真◎BBM)

 4回戦進出を決めた15人のうち5人が4年生、3年生は4人、2年生が6人という顔ぶれとなり、1年生は3回戦までに全員の敗退が決まった。

 大会5日目の11月21日(土)は9時00分から始まり、男女シングルス4回戦(男子3回戦の中断試合1試合含む)と男女ダブルスの2回戦(一部)と3回戦が行われる予定となっている。

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取材◎中野恵太 写真◎松村真行、BBM

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