キーズが9月の以来の公式戦でアデレード準優勝のベンチッチに勝利「マスクの下の私は笑顔よ」 [カタール・オープン]

写真はマディソン・キーズ(アメリカ)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「カタール・トータル・オープン」(WTA500/カタール・ドーハ/3月1~6日/賞金総額56万5530ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、9月の以来の公式戦をプレーしたマディソン・キーズ(アメリカ)が第6シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)を6-4 6-1で倒した。

 24本のウィナーを決めたキーズに対し、ベンチッチは13本に留まった。ベンチッチは土曜日に行われたアデレード国際の決勝で、イガ・シフィオンテク(ポーランド)に敗れたばかりだった。

 これはキーズにとって、フレンチ・オープンでの1回戦負け以来の試合だった。彼女はメルボルンに向かうチャーター便に乗る直前に受けた新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と診断されたため、オーストラリアン・オープンに出場できなかった。

「戻ってくることができて本当に素晴らしいわ。マスクの下の私は笑顔よ。オーストラリアに行くことができなくなって凄くがっかりしたけど、こんなふうにシーズン初試合をプレーすることができて本当にうれしいわ」とキーズはコメントした。

 2017年USオープン準優勝者のキーズはCOVID-19に感染したことについて、「ごくわずかしか症状が出なかったから、私は本当にラッキーだったわ」と話した。

 キーズは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていたマリア・サカーリ(ギリシャ)と対戦する。両者は過去に1度だけ対戦しており、そのときはサカーリが勝っている。

 オーストラリアン・オープンでベスト8と躍進したジェシカ・ペグラ(アメリカ)は予選3試合を勝ち抜いたあと、1回戦でワン・チャン(中国)を6-3 6-1で退けた。世界ランク56位のラウラ・シグムンド(ドイツ)はランキングでの33位の差を克服し、エレナ・リバキナ(カザフスタン)に7-6(7) 7-6(5)で競り勝った。

 そのほかの試合ではオンス・ジャバー(チュニジア)がアンナ・ブリンコワ(ロシア)を6-2 6-2で、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)が予選勝者のクリスティーナ・プリスコバ(チェコ)を6-2 6-3で、ラッキールーザーで本戦入りした日本の土居美咲(ミキハウス)はジェン・サイサイ(中国)を6-4 6-3で下し、それぞれ2回戦に駒を進めた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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