コンタベイトが2017年シーズン以来のツアー2勝目、ダブルスは青山/柴原が今季5度目のタイトル獲得 [テニス・イン・ザ・ランド]

写真は2017年シーズン以来となるWTAツアー2勝目を挙げたアネット・コンタベイト(エストニア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「テニス・イン・ザ・ランド」(WTA250/アメリカ・オハイオ州クリーブランド/8月22~28日/賞金総額23万5238ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのアネット・コンタベイト(エストニア)がイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)を7-6(5) 6-4で倒して2017年のスヘルトーヘンボス以来となるWTAツアー2勝目を挙げた。

 世界ランク30位のコンタベイトは4試合連続の黒星というよくない状態でこの大会を迎えたが、そのあと今季からツアーに加えられたこのWTA250大会での6日間を通してマッチ5連勝を飾った。

「大変な年だったから、私は楽しむようにしていたの。もちろん久しぶりのタイトルは特別だけど、私のとってもっとも重要なのはもっと自信を持ってコートに立てるようになることだったから十分満足よ。ここでは暖かい歓迎を受けたから、ホームのように感じることができたわ」とコンタベイトはコメントした。

 コンタベイトは最後のゲームまでダブルフォールトを犯さず、左のサイドライン沿いに打ち込んだフォアハンドで115分の戦いを締めくくった。

 第1セットで一時2-5とリードされていたベグは5つ目のブレークポイントをものにして追いつき、勝負をタイブレークに持ち込んだ。彼女はそこでドロップショットをミスし、アンフォーストエラーを犯して今大会で初めてセットを落としてしまった。

「アネット、あなたは素晴らしいプレーをしたわ。あなたが勝ったのは当然の結果よ」と勝者を称えたベグは、「私にとって、素晴らしい1週間だった。私はここで31歳の誕生日を祝い、多くのルーマニア人が応援してくれた。本当に素敵な経験だったわ」と語った。

 2017年に母国のブカレストで優勝したとき以来となるツアー決勝をプレーした世界74位のベグは、キャリア5勝目を目指していた。

「本当に本当に本当に、競った試合だったわ。自分にプレッシャーをかけても仕方ないから、できる限り落ち着いて1ポイント1ポイントに取り組んだの。自分自身をプッシュして困難を乗り越えることができたから本当に満足よ」とコンタベイトは振り返った。

 ダブルス決勝では、第1シードの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)がクリスティーナ・マクヘイル(アメリカ)/サーニャ・ミルザ(インド)を7-5 6-3で下して今季5勝目を挙げた。青山/柴原がツアー大会でタイトルを獲得したのは、6月のイーストボーン以来で通算8度目となる。

「とても大きな声で応援してくださってありがとうございました。そして、一緒にプレーしてくれた瑛菜にも感謝したいと思います」とダブルスでツアー17勝を挙げている青山は話した。

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となる大会が多い中、WTAツアーのカレンダーに新たに追加されていた。(APライター◎ブライアン・デュリック/構成◎テニスマガジン)


女子ダブルスで優勝を飾った青山修子(近藤乳業/右)と柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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