ハンブルク決勝の2日後、チチパスとルブレフが揃って2セットダウンからの逆転劇 [フレンチ・オープン]
今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の本戦3日目は、男女シングルス1回戦残り試合と男子ダブルス1回戦が行われた。
日曜日に終わった前哨戦のハンブルグで決勝を戦ったふたりの男、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と第13シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)は九死に一生を得た。
火曜日の1回戦でふたりはともに最初の2セットを落としながら、そこから挽回して勝利を掴んだ。チチパスがジャウメ・ムナール(スペイン)に対して劣勢を覆して最終的に4-6 2-6 6-1 6-4 6-4で逆転勝ちし、ルブレフはサム・クエリー(アメリカ)を6-7(5) 6-7(4) 7-5 6-4 6-3で倒したあとに膝をついて手で顔を覆った。
クエリーは第3セットで一時5-2とリードして5-3からサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたが、そのチャンスを取り逃してしまった。
「僕はサービスゲームをキープすれば試合に勝つというところまできていた。こんなことは二度と起きて欲しくないし、恐らくこれまで一度も起きたことはなかった」とクエリーは嘆いた。「僕のようなサーブ力を持つ選手が、こんなことを起こしてはいけないんだ」。
5セットマッチを戦ったもうひとりのアメリカ勢は、マルコス・ギロン(アメリカ)だった。彼はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したカンタン・アリス(フランス)に7-5 3-6 6-7(5) 7-5 8-6で競り勝ち、2回戦に駒を進めた8人目のアメリカ人選手となった。
これは1996年以降のフレンチ・オープンで最多となる。昨年の同種目で2回戦に進出したアメリカ人選手は、たったひとりだけだった。(APライター◎ハワード・フェンドリック&ジェローム・パグマイア/構成◎テニスマガジン)
※写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)
PARIS, FRANCE - SEPTEMBER 29: Stefanos Tsitsipas of Greece celebrates after winning match point during his Men's Singles first round match against Jaume Munar of Spain on day three of the 2020 French Open at Roland Garros on September 29, 2020 in Paris, France. (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)
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