ペールに続いてガスケもコロナ陽性でメルボルンの大会を欠場、現地での隔離へ
ブノワ・ペール(フランス)に続に続いて同国のリシャール・ガスケ(フランス)も新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と判定され、大会に出場するはずだったメルボルンで隔離に入った。プロトコルで定められている隔離期間は現在7日であるため、練習は妨げられるもののガスケは変わらず1月17日から始まるオーストラリアン・オープン出場を予定している。
12月28日にオーストラリア入りしたガスケは到着時の検査では陰性だったが、到着後5~7日に義務付けられた再検査で陽性反応を示した。彼は規定通りワクチン接種を完了させており、3月にも一度感染していた。
ガスケはまた2020年USオープンで陽性と診断されたペールの濃厚接触者と見なされ、自身は陰性だったにもかかわらずホテルと試合会場を移動する以外の動きをすべて禁止られたフランス選手団のひとりだった。
フランス勢ではニコラ・マウ(フランス)とのダブルスで生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つの異なるグランドスラムで優勝すること)を達成して昨年はATPファイナルズで2度目の優勝を飾ったピエール ユーグ・エルベール(フランス)がワクチンを接種しない道を選び、オーストラリア行きを断念していた。
ワクチン未接種は「個人的選択」と説明したエルベールは、オーストラリアに行かない理由のひとつとして現在のランキングを挙げた。彼はシングルスで110位であるためオーストラリアン・オープンで本戦ストレートインするためには誰かの棄権を期待しなければならず、そのため様々な不都合を乗り越えてまで渡豪する意味はないと判断したがらだとフランスのメディアに明かした。しかし彼はまた、「今後はプロテニス選手にとって、ワクチン未接種でツアーを転戦するのは難しいかもしれない」と認めてもいた。(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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