注目カードだったイズナー/ソックとコキナキス/キリオスの男子ダブルス2回戦はアメリカペアに軍配 [ATPインディアンウェルズ]

写真はジャック・ソック(アメリカ)とのダブルスで8強入りを決めたジョン・イズナー(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日10~20日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子ダブルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)同士の対決となったジョン・イズナー/ジャック・ソック(ともにアメリカ)とタナシ・コキナキス/ニック・キリオス(ともにオーストラリア)の対戦は6-3 7-6(3)でアメリカペアに軍配が上がった。

 母国の観客から大声援を浴びながら強敵を倒したイズナーが「ダブルスでこれほど多くの観客の前でこんな試合をプレーするというのは、そう頻繁にあることじゃない。皆さん、ありがとう」と観客たちに向かって言うと、スタンドからは更なる歓声が沸き起こった。

 このふたりは度々ペアを組んで大会に出ており、2018年にはインディアンウェルズでも優勝を遂げている。ベスト8に進んだふたりは今、このペアで3つ目となるマスターズ1000大会のタイトルを目指している。

 オーストラリアン・オープンの男子ダブルスで栄冠に輝いたコキナキス/キリオスも現在乗っているダブルスペアだが、この日は復調ぶりを見せているソックのフォアハンドが冴え、イズナーはリーチを生かしてネット際でいい働きを見せて直面した7つのブレークポイントのすべてをセーブした。

 ちなみにキリオスはワイルドカードを得て参戦しているシングルスでまだ勝ち残っており、月曜日のナイトマッチで第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と顔を合わせる。

 イズナー/ソックは準々決勝で、もう一組の注目のペアで同じくワイルドカードで出場しているフェリシアーノ・ロペス(スペイン)/ステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。2月末のアカプルコ(ATP500/ハードコート)でタイトルを獲得した大ベテランでダブルス巧者のロペスとダブルス経験は浅いがシングルス世界ランク5位のチチパスのペアはこの日、第6シードのティム・プッツ(ドイツ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)を6-4 6-3で退けた。

 また同じくベテランのダブルス巧者と若い強豪のコンビであるロハン・ボパンナ(インド)/デニス・シャポバロフ(カナダ)は第8シードのジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)を7-6(4) 6-4で倒す番狂わせに成功し、2回戦に駒を進めた。

 同日に行われた男子シングルス2回戦でドミニク・コプファー(ドイツ)を7-5 6-4で下してこのところの連勝記録を「10」に伸ばした第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)は同胞のアスラン・カラツェフ(ロシア)と組んだダブルスでも初戦を勝ち上がっており、月曜日に第3シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)に対する2回戦をプレーする予定になっている。

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写真◎Getty Images

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