ズベレフがポールに2連敗を喫して初戦敗退 [ATPインディアンウェルズ]

写真は試合後に握手を交わすアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/右)とトミー・ポール(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日10~20日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がトミー・ポール(アメリカ)に2-6 6-4 6-7(2)で敗れる番狂わせが起きた。試合時間は2時間17分。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、ズベレフはこの試合が初戦だった。2月末にアカプルコ(ATP500/ハードコート)のダブルス1回戦で敗れたあと判定を不服として審判台をラケットで数回叩きつけるなどの暴挙に出たことで『非スポーツマン行為』の処分を受けたズベレフは、今大会前に執行猶予付きで追加の処罰を与えられたばかりだった。

 第1セットを落としたズベレフはセットオールに追いついたあと第3セットで4-2とリードしたが、直後にブレークバックしたポールがもつれ込んだタイブレークで流れを掴んで試合を締めくくった。

 ふたりはこれが2度目のマッチアップだったが、ズベレフの2連敗となった。両者は2020年2月にアカプルコの2回戦で一度顔を合わせ、ポールが6-3 6-4で勝っていた。

 ポールは次のラウンドで、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のジョン・ミルマン(オーストラリア)との同胞対決を7-6(4) 6-3で制して勝ち上がった第29シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦する。

 この日はズベレフ以外にも3人のトップ10選手がプレーして第6シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が3回戦に駒を進めたが、第9シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)はボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)に6-7(4) 7-6(4) 3-6で敗れた。

 そのほかの試合では第11シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、第14シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、第20シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)、第23シードのジョン・イズナー(アメリカ)、第28シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、第30シードのロイド・ハリス(南アフリカ)、第31シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)、第33シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、予選勝者のジャウメ・ムナール(スペイン)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したスティーブ・ジョンソン(アメリカ)が2回戦を突破した。

 キツマノビッチが第24シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を6-7(7) 6-3 7-6(6)で、ムナールが第16シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を4-6 6-4 7-6(4)で、ジョンソンは第22シードのアスラン・カラツェフ(ロシア)を7-6(5) 6-4で倒してそれぞれシードダウンを演じた。

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写真◎Getty Images

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