アジア・オセアニア地区グループⅠの各国ノミネーションが発表、シングルス唯一のトップ100プレーヤーは中国のジェン・チンウェン [ビリー ジーン・キング・カップ]

写真はオーストラリアン・オープンでのジェン・チンウェン(中国)(Getty Images)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」アジア・オセアニア地区グループⅠ(4月12~16日/トルコ・アンタルヤ/クレーコート)に参加する6ヵ国の代表メンバーが発表され、シングルスでは世界ランク74位のジェン・チンウェン(中国)が唯一のトップ100プレーヤーとなった。

 代表メンバーは5人まで選出でき、日本は本玉真唯(島津製作所)、内藤祐希(亀田製菓)、内島萌夏(フリー)、柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)、青山修子(近藤乳業)の布陣で2018年以来のグループⅠに臨む。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。
 
 各地域ゾーンは1ヵ所集中開催で、今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国(日本、中国、韓国、インド、インドネシア、ニュージーランド)による総当たり戦を行い上位2チームが来季のファイナルズ予選出場をかけた11月のプレーオフに進出することができ、下位2チームはグループⅡに自動降格となる。各対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合の3試合によって争われる。

 日本代表を率いる土橋登志久監督は今シーズン限りで辞任する意向を表明しており、プレーオフに進めなかった場合はこれが最後の指揮となる。

※世界ランクは3月7日付(ノミネーションは変更される可能性あり)

アジア・オセアニア地区グループⅠ|各国代表メンバー

日本|国別ランク18位

本玉真唯(島津製作所:シングルス126位/ダブルス595位)
内藤祐希(亀田製菓:シングルス223位/ダブルス338位)
内島萌夏(フリー:シングルス299位/ダブルス252位)
柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:シングルス531位/ダブルス5位)
青山修子(近藤乳業:シングルス--位/ダブルス4位)

中国|国別ランク22位

ジェン・チンウェン(シングルス74位/ダブルス880位)
ワン・チャン(シングルス104位/ダブルス--位)
ジュ・リン(シングルス125位/ダブルス259位)
シュー・イーファン(シングルス--位/ダブルス57位)
ヤン・ザオシャン(シングルス--位/ダブルス75位)

韓国|国別ランク28位

チャン・スジョン(シングルス178位/ダブルス293位)
ハン・ナレ(シングルス209位/ダブルス160位)
パク・ソヒョン(シングルス330位/ダブルス470位)
キム・ダビン(シングルス552位/ダブルス698位)
キム・ナリ(シングルス1553位/ダブルス686位)

インド|国別ランク30位

アンキタ・レイナ(シングルス339位/ダブルス152位)
カルマン・タンディ(シングルス424位/ダブルス802位)
リヤ・バティア(シングルス460位/ダブルス430位)
ラトゥーヤ・ボーセール(シングルス509位/ダブルス273位)
サーニャ・ミルザ(シングルス--位/ダブルス49位)

インドネシア|国別ランク32位

アルディラ・ストジアディ(シングルス353位/ダブルス115位)
ベアトリス・グムリア(シングルス867位/ダブルス186位)
ジェシー・ロンピス(シングルス1163位/ダブルス153位)
ファドナ ティタルヤナ・クスマワティ(シングルス--位/ダブルス--位)

ニュージーランド|国別ランク35位

ペイジュ・ハウリガン(シングルス432位/ダブルス281位)
エリン・ロウトリフ(シングルス1280位/ダブルス33位)
バレンティナ・イワノフ(シングルス1359位/ダブルス1144位)
ビビアン・ヤン(シングルス--位/ダブルス--位)

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写真◎Getty Images

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