内藤祐希が代表初勝利で日本がインドに先勝 [ビリー ジーン・キング・カップ◎アジア・オセアニア地区グループⅠ]

写真は試合前のフォットセッションでの内藤祐希(亀田製菓/左)とラトゥーヤ・ボーセール(インド)(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」アジア・オセアニア地区グループⅠ(4月12~16日/トルコ・アンタルヤ/クレーコート)の第1戦「日本対インド」の第1試合で、日本の内藤祐希(亀田製菓:単229位)がインドのラトゥーヤ・ボーセール(単477位)を6-0 6-4で下して日本が先勝した。試合時間は1時間9分。

 2度目の日本代表選出となった21歳の内藤は、3試合目のシングルスで初勝利を挙げた。

 ふたりはこれが2度目の対戦だったが、内藤が2連勝を飾った。両者は2019年7月にノンタブリー(W25/ハードコート)の2回戦で一度顔を合わせており、内藤が7-6(6) 1-6 7-5で勝っていた。

 日本は2020年のファイナルズ予選(2月7、8日/スペイン・ムルシア/クレーコート)でスペインに1勝3敗で敗れ、昨年のプレーオフ(4月16、17日/ウクライナ・チョルノモルスク/クレーコート)でウクライナに0勝4敗で完敗を喫してグループⅠ降格が決まっていた。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。
 
 各地域ゾーンは1ヵ所集中開催で、今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国(日本、中国、韓国、インド、インドネシア、ニュージーランド)による総当たり戦を行い上位2チームが来季のファイナルズ予選出場をかけた11月のプレーオフに進出することができ、下位2チームはグループⅡに自動降格となる。各対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合の3試合によって争われる。

 日本代表を率いる土橋登志久監督は今シーズン限りで辞任する意向を表明しており、プレーオフに進めなかった場合はこれが最後の指揮となる。

※文中の世界ランクは4月11日付

アジア・オセアニア地区グループⅠ◎第1戦|日本 1-0 インド

第1試合 ○内藤祐希(亀田製菓:単229位)6-0 6-4 ●ラトゥーヤ・ボーセール(単477位)
第2試合 本玉真唯(島津製作所:単129位)vs アンキタ・レイナ(単319位)
第3試合 青山修子(近藤乳業:複8位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:複7位)vs ソウジャニャ・バビセッティ(複592位)/リヤ・バティア(複469位)

※オーダーは変更の可能性あり

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

Pick up

Related

Ranking of articles