エース対決で本玉真唯が敗れ、日韓戦はダブルス決着へ [ビリー ジーン・キング・カップ◎アジア・オセアニア地区グループⅠ]

写真は試合前のフォットセッションでの本玉真唯(島津製作所/左)とチャン・スジョン(韓国)(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」アジア・オセアニア地区グループⅠ(4月12~16日/トルコ・アンタルヤ/クレーコート)の第4戦「日本対韓国」の第2試合で日本の本玉真唯(島津製作所:単129位)が韓国のチャン・スジョン(単145位)に3-6 2-6で敗れ、韓国が1勝1敗のタイに追いついた。試合時間は1時間43分。

 日本代表初選出となった22歳の本玉は3度目のシングルス出場だったが、戦績は2勝1敗となった。第1試合は内島萌夏(フリー:単208位)がパク・ソヒョン(単343位)を6-1 6-3で下し、日本が先勝していた。

 ふたりはこれが2度目の対戦だったが、チャンが2連勝を飾った。両者は昨年3月にアンタルヤ(W15/クレーコート)の決勝で一度顔を合わせており、チャンが4-6 6-3 6-2で勝っていた。

 日本は2020年のファイナルズ予選(2月7、8日/スペイン・ムルシア/クレーコート)でスペインに1勝3敗で敗れ、昨年のプレーオフ(4月16、17日/ウクライナ・チョルノモルスク/クレーコート)でウクライナに0勝4敗で完敗を喫してグループⅠ降格が決まっていた。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。
 
 各地域ゾーンは1ヵ所集中開催で、今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国(日本、中国、韓国、インド、インドネシア、ニュージーランド)による総当たり戦を行い上位2チームが来季のファイナルズ予選出場をかけた11月のプレーオフに進出することができ、下位2チームはグループⅡに自動降格となる。各対戦はシングルス2試合、ダブルス1試合の3試合によって争われる。

 日本代表を率いる土橋登志久監督は今シーズン限りで辞任する意向を表明しており、プレーオフに進めなかった場合はこれが最後の指揮となる。

※文中の世界ランクは4月11日付

アジア・オセアニア地区グループⅠ◎第4戦|日本(3勝0敗)1-1韓国(2勝1敗)

第1試合 ○内島萌夏(フリー:単208位)6-1 6-3 ●パク・ソヒョン(単343位)
第2試合 ●本玉真唯(島津製作所:単129位)3-6 2-6 ○チャン・スジョン(単145位)
第3試合 青山修子(近藤乳業:複8位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:複7位)vs ハン・ナレ(複144位)/キム・ナリ(複672位)

※オーダーは変更の可能性あり

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写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

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