シフィオンテクがサバレンカを下して4大会連続優勝、連勝記録は「23」に [WTAシュツットガルト]

写真は4大会連続優勝を飾ったイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ポルシェ・テニス・グランプリ」(WTA500/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/4月18~24日/賞金総額75万7900ドル/室内クレーコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第3シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-2 6-2で退け4大会連続優勝を飾った。

 ドーハから始まったシフィオンテクの連勝はインディアンウェルズとマイアミのWTA1000の3大会を経てビリー ジーン・キング・カップのファイナルズ予選でも続き、その勢いをシュツットガルトにも持ち込んだ。

 この日は第1ゲームでブレークポイントを凌がなければならなかったものの、早くも次のゲームをラブゲームでブレークした。そのあとも競ったゲームはあったが、サバレンカのミスがやや早かったことにも助けられたシフィオンテクは重要なポイントをきっちり掴んだ。

「私は今週、サーフェスに順応してこのサーフェスで自分のベストテニスをするため大いに努力を積んだ。自分をかなり誇りに思うし、私のチームを誇りに思う。何故なら昨日の試合のあとにフィジカル的にもメンタル的にもリセットし、今日のために準備を整えるのは簡単なことじゃなかったから」とシフィオンテクは前夜に苦戦を強いられたリュドミラ・サムソノワ(ロシア)に対するフルセットの死闘を振り返って話した。

 これでシフィオンテクが続けているキャリア最長の連勝記録は「23」となり、2020年から21年にかけて記録した大坂なおみ(フリー)と肩を並べた。彼女は35連勝のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)、34連勝のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、32連勝のジュスティーヌ・エナン(ベルギー)らが2000年以降に築いた連勝記録のリストに加わったことについて、「超現実的だわ。数年前、私はこのような選手たちのグループの中に入ることなど考えたこともなかった」と語った。

「確かに今はこの連勝を続けるためにもっとハードワークを積まなければならないけど、とにかく1試合1試合に取り組むようにするつもりよ。私は自分自身をとても誇りに思っており、本当に満足しているわ。これらの選手たちは、私が子供の頃にお手本だった人たちなんだから」

 このあとに行われたダブルス決勝では、第2シードのデザレー・クラブチェク(アメリカ)/デミ・シヒュース(オランダ)が第1シードのコリ・ガウフ(アメリカ)/ジャン・シューアイ(中国)を6-3 6-4で下してタイトルを獲得した。


女子ダブルスで優勝を飾ったデザレー・クラブチェク(アメリカ/右)とデミ・シヒュース(オランダ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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