オーストラリアのバーティが、ブリスベンでの賞金を山火事被害の復興に寄付

アシュリー・バーティ(オーストラリア)はフェドカップ決勝後に飛行機で家に帰る際に、現在もオーストラリア広域に広がる山火事被害の最初のサインを目撃した。

 その問題はオーストラリア最高のテニススターである彼女だけのものでなく、今年最初の大会のためにこの国にやってくる多くのプレーヤーたちにとっても問題でもあるかもしれない。しかしそのスケールと深刻さは本当にひどく、彼女の母国に打撃を与えていた。

 バーティは昨年11月にパースでのフェドカップ決勝でフランスに敗れて自宅に帰ったあと、近くの動物のシェルターを訪れて寄付をした。というのも、その時点では山火事の主な被害者は動物たちだったからだ。オーストラリアが史上最悪の山火事になろうかというものの中に置かれ、死者の数が25人に上ろうという今、彼女はより大きな救援基金を生み出そうとする試みに加わった。

 世界ランク1位のバーティは故郷の町ブリスベンで獲得した賞金を、その額がなんであれすべて山火事の救済にあたるオーストラリア赤十字に寄付する。大会優勝者は25万ドル以上を受け取ることになる。

「本当に痛ましい有り様だわ。私にとっては、これは2、3ヵ月前から始まっていた」とバーティは母国で“ブッシュ・ファイヤー”と呼ばれる山火事によってもたらされた被害について話した。

「忘れてはいけないのは、これが国全土にわたり、非常に長く続いているということよ。私が最初に(山火事の炎を)見たのは、東海岸に向けて飛行機で移動していたときだった。その際にもう、炎や煙が見えていたのよ」

「言うまでもなく、より深刻な山火事がいまだ続いている。単なる山火事ではなく、オーストラリア人たちの家々と命に影響を与えている」

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