クレーコートに自信のないメドベージェフが、それでも堅固な勝利 [フレンチ・オープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がラスロ・ジェレ(セルビア)を6-3 6-4 6-3で下してベスト32に進出した。

 ヘルニアの手術を受けるため戦線を離脱したメドベージェフは前週のジュネーブで復帰したが、初戦でベテランのリシャール・ガスケ(フランス)にストレート負けを喫していた。その上彼は、自分がクレーコートをあまり得意ではないと自覚している。

 それでも堅実なプレーでストレート勝ちしたメドベージェフは、「正直に言って、今日はラスロのほうが僕よりもいいクレーコートテニスをしていたよ。でも僕は奮闘し、何とかコート内に彼よりも1本多くのボールを返すことができた。本当に厳しい試合だったけど、勝ててうれしいよ」と試合後のオンコートインタビューで語った。

 第1セット最初のサービスゲームを落として0-2とされたあと5ゲーム連取で迅速に体勢を整えたメドベージェフは粘り強さを発揮し、重要なポイントでのジェレの不手際にも助けられて長いラリーから勝者として浮上した。第3セットに入ると、疲労からかジェレのミスが増え始めた。

「僕は彼により多くのボールを打たせようとし、彼はミスを犯すかウィナーを決めるかだった」とメドベージェフは試合を振り返った。

「(第3セットでの)僕はワンブレークだけしかできていなかかったから、あまり自信を感じられないでいた。ワンブレークなんて、ないに等しいからね。僕はとにかく集中し、目の前のポイント取り組もうとしていたんだ」

 メドベージェフは次のラウンドで、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を4-6 7-5 6-2 6-1で破って勝ち上がった第28シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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