今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」（フランス・パリ／本戦5月22日～6月5日／クレーコート）の男子シングルス3回戦で、第2シードのダニール・メドベージェフ（ロシア）が第28シードのミオミル・キツマノビッチ（セルビア）を6-2 6-4 6-2で下してベスト16に進出した。試合時間は1時間48分。

　ロラン・ギャロスに6年連続出場となる26歳のメドベージェフは、初勝利を挙げた昨年の大会で8強入り。そのときは4試合を勝ち抜いたあと、準々決勝でステファノス・チチパス（ギリシャ）に3-6 6-7(3) 5-7で敗れていた。

　準々決勝で敗れたマイアミ（ATP1000／ハードコート）のあとヘルニアの手術を受けるため戦線を離脱したメドベージェフは前週のジュネーブ（ATP250／クレーコート）で復帰したが、初戦でベテランのリシャール・ガスケ（フランス）にストレート負けを喫していた。

　今シーズンのメドベージェフは優勝こそないもののオーストラリアン・オープン（オーストラリア・メルボルン／ハードコート）で決勝に進出してアカプルコ（ATP500／ハードコート）で4強入りし、2月28日に初めて世界ナンバーワンの座に就いていた。

　メドベージェフは次のラウンドで、ワイルドカード（主催者推薦枠）を得て参戦したジル・シモン（フランス）を6-2 6-4 6-2で破って勝ち上がった第20シードのマリン・チリッチ（クロアチア）と対戦する。

　そのほかの試合では第7シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア）がクリスチャン・ガリン（チリ）を6-4 3-6 6-2 7-6(11)で倒し、第11シードのヤニク・シナー（イタリア）はマッケンジー・マクドナルド（アメリカ）を6-3 7-6(6) 6-3で退け、勝ち上がった両者が4回戦で顔を合わせることになった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）

男子シングルス3回戦｜主な試合結果

○97アンドレイ・ルブレフ（ロシア）[7] 6-4 3-6 6-2 7-6(11) ●103クリスチャン・ガリン（チリ）

○112ヤニク・シナー（イタリア）[11] 6-3 7-6(6) 6-3 ●107マッケンジー・マクドナルド（アメリカ）

○120マリン・チリッチ（クロアチア）[20] 6-0 6-3 6-2 ●114ジル・シモン（フランス）[WC]

○128ダニール・メドベージェフ（ロシア）[2] 6-2 6-4 6-2 ●121ミオミル・キツマノビッチ（セルビア）[28]