コーチのレンドルが見守る中、マレーが初戦でセルンドロに勝利「重要な瞬間にいいプレーができた」 [USオープン]

写真は勝利を決めた瞬間のアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)が開幕し、男子シングルス1回戦で元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)が第24シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を7-5 6-3 6-3で下して好スタートを切った。

 2012年にフラッシングメドウで優勝した実績を持つマレーは立ち上がりに5-2とリードしながら5-5に追いつかれたが、次のゲームをラブゲームでキープする反発力を見せると続けてブレークを果たして第1セットを先取し、そのままの勢いで勝利に向けて突き進んだ。

「今日のコンディションは非常に難しかった。非常に湿度が高くて暑かったからね。簡単ではなかったけど、何とか乗り越えることができて本当にうれしいよ」とマレーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼は素晴らしいシーズンを送っている選手だ。いいプレーをしなければ勝てないことはわかっていた。重要な瞬間にそれができていたと思う」

 同大会1回戦の戦績を15勝1敗としたマレーは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したエミリオ・ナバ(アメリカ)と対戦する。

 20歳のナバはジョン・ミルマン(オーストラリア)との5セットに及ぶ死闘を7-6(7) 4-6 7-6(4) 1-6 6-1で制し、グランドスラム初勝利を挙げた。この日までツアーレベルで未勝利だったナバは昨年もワイルドカードでUSオープンに出場したが、1回戦でロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に4セットで敗れていた。

 10年前にUSオープンで優勝したとき、マレーはチェコスロバキア出身でのちにアメリカ市民権を取得したレジェンドのイワン・レンドル(アメリカ)をコーチとしていたが、この日もスタンドにあるマレー陣営のボックス席にはレンドル氏の姿があった。

「彼がそこにいてサポートしてくれているという事実は本当に重要だ。僕たちは一緒に素晴らしい結果を残してきた。彼は変わらずそこにいて、キャリアのこの段階にいる僕をサポートしてくれている。だから彼がそのために時間を割いてくれていることに、僕は心から感謝しているよ」とマレーはコメントした。

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写真◎Getty Images

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