復活のワウリンカがツアーレベルで2020年1月以来の準決勝進出「同じ週にこんなに多くの試合に勝ったのは凄く久し振り」 [モゼール・オープン]

写真は2020年ロレックス・パリ・マスターズでのスタン・ワウリンカ(スイス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「モゼール・オープン」(ATP250/フランス・メス/9月19~25日/賞金総額59万7900ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、予選から勝ち上がってきた元世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス)がミカエル・イーメル(スウェーデン)に6-4 4-6 7-6(5)で競り勝ちベスト4に進出した。

 最終セットのタイブレークで5-2リードから5-5に追いつかれたワウリンカは相手のリターンミスのおかげで6-5とマッチポイントを掴み、最後はネットに出てきたイーメルをフォアハンドのパッシングショットで抜き去って試合に終止符を打った。

 長い故障を経て春から復帰の過程に取り組んできたワウリンカは今大会で予選から5試合連続の勝利をおさめ、その過程で第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を倒してツアーレベルでは2020年1月のドーハ以来となる4強入りを決めた。

「自分より15歳くらい若い相手との戦いでフィジカル的に大変だったけど、同じ週にこんなに多くの試合に勝ったのは凄く久し振りだから本当にうれしいよ」とワウリンカは試合後のオンコートインタビューで喜びを吐露した。

「ミカエルは素晴らしい選手だ。彼は常にそこにいて、1本余計にショットを打たせて相手を考えさせる。ここ数ヵ月に渡ってとてもいいプレーをしていた選手でもあるから、最後のタイブレークで勝つことができて幸せだ」

 ワウリンカは次のラウンドで、第4シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)を6-3 5-7 6-4で破って勝ち上がった第7シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ホベルト・フルカチュ(ポーランド)とロレンツォ・ソネゴ(イタリア)の顔合わせとなった。ディフェンディング・チャンピオンで第2シードのフルカチュがアルトゥール・リンデルネック(フランス)を6-3 6-2で下し、ソネゴはセバスチャン・コルダ(アメリカ)を6-4 6-4で退けた。

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写真◎Getty Images

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