「本当に興奮し、ワクワクしていた」29歳ガルシアが気持ちで疲れを吹き飛ばして決勝へ [WTAファイナルズ]

写真は初の決勝進出を決めたカロリーヌ・ガルシア(フランス)(Getty Images)


 女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ・フォートワース」(WTAファイナルズ/アメリカ・テキサス州フォートワース/10月31日~11月7日/賞金総額500万ドル/室内ハードコート)の準決勝で、第6シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)が第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-3 6-2で下して大会初優勝に王手をかけた。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したガルシアは第2セットの立ち上がりで相手のサービスゲームを破ると一気に4-0とリードを広げ、1時間15分で試合を締めくくった。

「昨日は少し疲れていたわ。あのようなビッグマッチのあとだから当然のことだけど。今朝は言うまでもなく足が少し重かったけど、昨日の試合に勝ってWTAファイナルズの準決勝でプレーできる感動で本当にわくわくしていたの」とガルシアは試合後のオンコートインタビューで語った。

「本当に気持ちが高まり、意欲に満ちていた。今朝は私のフィジオと『これが試合までずっと続けばいいわね』と話していたの」

 実際にガルシアは土曜日に第8シードのダリア・カサキナ(ロシア)と体力を消耗させられる3セットの激戦を戦い、サカーリは組み合わせのおかげで1日の休息に恵まれていた。しかしいざ試合が始まるとガルシアはより活力に満ちているように見え、ボールをライジングでとらえて試合の主導権を握っていった。

 同大会出場権を得た最後の選手だったサカーリは今大会を迎える前に一度しかトップ10プレーヤーに勝っていなかったが、ここでは世界ランク2位のオンス・ジャバー(チュニジア)、3位のジェシカ・ペグラ(アメリカ)、7位のアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を倒してナンシー・リッチー・グループを3戦全勝の首位で通過していた。

 キャリア最多となる今季7度目の対トップ10勝利をマークしたガルシアは決勝で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-2 2-6 6-1で破って勝ち上がった第7シードのサバレンカと対戦する。

 WTAファイナルズはWTAツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人(ダブルスは4組)ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles