グランドスラム3回戦止まりだったリネッテが3試合連続シード撃破で進撃を継続、WTAファイナルズ覇者ガルシアはまたも4回戦を突破できず [オーストラリアン・オープン]

写真はマグダ・リネッテ(ポーランド)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、マグダ・リネッテ(ポーランド)が第4シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)を7-6(3) 6-4で倒す番狂わせを演じてノーシードからベスト8進出を果たした。試合時間は1時間57分。

 2022年に世界ランク70位台から自己最高タイの4位に上げる復活のシーズンを送った29歳のガルシアはUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で初のグランドスラム4強入りを果たし、11月には女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ」(アメリカ・フォートワース/室内ハードコート)でキャリア最大のタイトルを獲得するなど4勝を挙げていた。

 それに対して全豪に2年連続7度目の出場となる30歳のリネッテは2018年の3回戦進出がこれまでの最高成績で、昨年は2回戦でダリア・カサキナ(ロシア)に2-6 3-6で敗れていた。シングルスでツアー2勝を挙げているリネッテだが、4つのグランドスラム大会ではこれまで3回戦(全豪1回、全仏2回、ウインブルドン2回、全米1回)の壁に阻まれていた。

 この結果でリネッテは、ガルシアとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は2017年5月にストラスブール(ATP1000/クレーコート)の2回戦で一度顔を合わせており、ガルシアが6-3 6-3で勝っていた。

 今大会でのリネッテは1回戦でマヤル・シェリフ(エジプト)を7-5 6-1で、2回戦で第16シードのアネット・コンタベイト(エストニア)を3-6 6-3 6-4で、3回戦では第19シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-3 6-4で破って初のグランドスラム16強入りを決めていた。

 リネッテは次のラウンドで、第30シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と対戦する。プリスコバは4回戦で、第23シードのジャン・シューアイ(中国)を6-0 6-4で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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