ジョコビッチがオープン化以降最長のアガシに並ぶ全豪マッチ26連勝「自分のベストテニスを見出した」 [オーストラリアン・オープン]

写真は勝利後にファンのサインに応じるノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-1 6-2 6-4で下してベスト4に進出した。

 同大会で男子最多となる9度の優勝を誇る大本命のジョコビッチは今大会で予選勝者のエンゾ・クアコー(フランス)に対する2回戦でのひとつしかセットを落としておらず、大きな挑戦に直面することなく比較的順調にここまで勝ち上がってきた。

 残酷なまでの優位性を見せつけながらストレート勝ちをおさめてお気に入りの大会で準決勝に戻ってきたジョコビッチは、「今大会で2番目の出来だった。2日前の試合に匹敵するほどだ。自分のテニスには凄く満足している。ベースラインから非常に堅固なプレーができた。ここのコートが本当に好きだ。間違いない僕にとって特別なコートだよ」試合後のオンコートインタビューで語った。

「最初の2セットのスコアは試合の現実を物語っていないと思う。いくつかのゲームは非常に競っていた。アンドレイは素晴らしい選手だ。彼には大いに敬意を払っている。彼はツアーでも指折りのフォアハンドを持ち、もっとも俊敏な選手のひとりだ。要約するなら、すべての重要なショットと重要な瞬間で僕は自分のベストテニスを見出した。今夜の試合でもっともうれしいのはその点だよ」

 いいところまでいきながらまたも4強入りを逃したルブレフは、7度目のグランドスラム準々決勝で初勝利を挙げることはできなかった。

 同大会での連勝を自己最長の「26」に伸ばしてアンドレ・アガシ(アメリカ)がマークしたオープン化以降の記録に並んだジョコビッチは準決勝で、同国の後輩である20歳のベン・シェルトン(アメリカ)とのノーシード対決を7-6(6) 6-3 5-7 6-4で制して勝ち上がったトミー・ポール(アメリカ)と対戦する。

 世界ランク35位と理論上は格下で大舞台での経験も浅いポールはここ1~2年で頭角を現し始めていたが、ここにきて大仕事をやってのけた。

 ジョコビッチは今大会で男子の最多記録を持つラファエル・ナダル(スペイン)に並ぶ22回目のグランドスラム制覇を目指しており、もし実現すれば世界ナンバーワンの座を取り戻すことができる。

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写真◎Getty Images

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