「新しい世代が台頭してきているけど恐れはしない」とジョコビッチ

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(ATP500/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月27日~3月4日/賞金総額302万535ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がタロン・グリークスプア(オランダ)を6-2 6-3で下してベスト8に進出した。

 相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取したジョコビッチは第2セット5-0とリードし、5-1からブレークされたが2度目のサービング・フォー・ザ・マッチをきっちりキープして1時間21分で試合を締めくくった。

 試合後のオンコートインタビューで「新しい世代が台頭してきているけど、僕は恐れはしない」と語ったジョコビッチは、「我々が10年やそこらでは達成できないと感じているような偉業を誰かが塗り替えるのを目にする日がくるだろうと僕は確信している。すべてがこれだけ進化しているのだから、それが起きないほうが驚くだろうね」と試合後の記者会見で話した。

「人は過去に偉大なことをやってのけた先人たちから学ぶものだ。若いテニス選手たちはロジャー・フェデラー(スイス)やラファエル・ナダル(スペイン)、僕のキャリアに刺激を受けて育ってきている。僕たちがコート内外でどのように物事を進めているのか、何が僕たちを成功に導いたのかということを研究しているだろう。僕のそうやってきたからね。もし世界一になりたいのなら、同じ分野で成功してきた人々から学ぶ必要があるんだ」

 しかしながら未だに貪欲さを失っていないジョコビッチは、「僕は今でも記録を破りたいという大きな意欲を持っている。すべての試合が違うものだけど、それが競技テニスの美しさだと思う。次の日に何が起こるかは決してわからない。だからコートの上では常に自分で道を見つけなければならないんだ」とテニスの面白さについて説明した。

「それは人生を象徴するもののようでもある。支えてくれるチームが回りにいるけど、自分の行動に責任を負うのは自分自身なんだ」

 ジョコビッチは次のラウンドで、予選勝者のパベル・コトフ(ロシア)を7-5 6-1で破って勝ち上がった第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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