本玉真唯が5戦全勝で中国戦の勝利と日本の全勝優勝が確定 [ビリージーンキングカップ◎アジア・オセアニア地区グループⅠ]

写真は(右から)日本の杉山愛監督、本玉真唯(島津製作所)、ジェン・ウーシュアン(中国)、中国のリウ・フェン監督(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」アジア・オセアニア地区グループⅠ(4月11~15日/ウズベキスタン・タシケント/ハードコート)の最終戦「日本対中国」の第2試合で日本の本玉真唯(島津製作所:単179位)が中国のジェン・ウーシュアン(単--位)とのエース対決を7-5 6-2で制し、日本の勝利と全勝優勝が確定した。試合時間は1時間32分。

 試合は屋外コートの証明が十分でないため、室内コートに移動して行われた。

 両者は今回が初対戦。昨年のアジア・オセアニア地区グループⅠに続く2度目の日本代表選出となった23歳の本玉はこれが8度目のシングルス出場だったが、戦績は7勝1敗となった。

 第1試合は坂詰姫野(橋本総業ホールディングス:単216位)がジアン・シンユー(単--位)に4-6 6-4 6-1で逆転勝利をおさめ、日本が先勝していた。

 勝敗が決まったため、第3試合のダブルスは打ち切りとなった。

 日本は昨年のアジア・オセアニア地区グループⅠ(4月12~16日/トルコ・アンタルヤ/クレーコート)で全勝優勝を飾ったが、プレーオフ(11月11、12日/東京都江東区・有明コロシアム/室内ハードコート)でウクライナに1勝3敗で敗れてふたたびグループⅠに回っていた。

 2023年から新監督となった杉山愛(NPO法人パームインターナショナル湘南)にとって、この大会が初陣だった。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

 各地域ゾーンは1ヵ所集中開催で、各対戦はシングルス2試合+ダブルス1試合の3試合によって争われる。今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国(日本、中国、インド、韓国、ウズベキスタン、タイ)による総当たり戦を行い上位2チームが来季のファイナルズ予選出場をかけた11月のプレーオフに進出することができ、下位2チームはグループⅡに自動降格となる。

※文中の世界ランクは4月10日付

アジア・オセアニア地区グループⅠ◎第5戦|日本(5勝0敗)2-0 中国(3勝2敗)

第1試合 ○坂詰姫野(橋本総業ホールディングス:単216位)4-6 6-4 6-1 ●ジアン・シンユー(単--位)
第2試合 ○本玉真唯(島津製作所:単179位)7-5 6-2 ●ジェン・ウーシュアン(単--位)
第3試合 青山修子(近藤乳業:複18位)/穂積絵莉(日本住宅ローン:複57位)打切 ジアン・シンユー(複1046位)/ジェン・ウーシュアン(複--位)

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写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

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