18歳のフィスが母国でツアー初優勝「このことは一生忘れない」 [リヨン・オープン]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「リヨン・オープン」(ATP250/フランス・リヨン/5月21~27日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した18歳のアルトゥール・フィス(フランス)が第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-3 7-5で倒してツアー初優勝を飾った。

 第6ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したフィスは第2セット5-5から相手のサービスゲームを破り、続くサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをきっちりキープして1時間36分で試合を締めくくった。

 セルンドロが放ったフォアハンドがラインを割った瞬間、フィスは背中からコートに倒れ込んで勝利を祝った。彼はこの勝利により、今季のATPツアーで最年少のチャンピオンとなった。

「僕はこのことを一生忘れないだろう。素晴らしい1週間だった。アメージングだったよ。勝つことができてうれしいし、もっともっと勝ちたい」とフィスは試合後にコメントした。

「準決勝は厳しい試合だった。今日はあまりエネルギーが残っていない状態でコートに出てきたけど、自分のテニスに集中してベストを尽くそうとした。今週は序盤からいいプレーができていると感じていたけど、優勝するなんて予想していなかったよ」

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第1シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)が第3シードのニコラ・マウ(フランス)/マットヴェ・ミドルコープ(オランダ)を6-0 6-3で下してコンビ10勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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