18歳フィスがツアー初優勝に王手、セルンドロは前年覇者のノリーに圧勝 [リヨン・オープン]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「リヨン・オープン」(ATP250/フランス・リヨン/5月21~27日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した18歳のアルトゥール・フィス(フランス)が第8シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)に7-5 4-6 7-6(5)で競り勝ちツアー初優勝に王手をかけた。

 スリル溢れる接戦でフィスは試合を通して我慢強く戦いながらもアグレッシブな姿勢を貫き、ときに感情を露わにして会場を沸かせた。終盤に脚のケイレンに苦しめられたフィスは第3セット5-4からマッチポイントをものにし損ねたが、タイブレーク6-5で迎えた2度目のチャンスでナカシマのバックハンドがラインを割って2時間55分の死闘に終止符が打たれた。

「アメージングだ。今日は勝てて本当にうれしい。本当に素晴らしい選手に対する厳しい試合だった。次の試合を楽しみにしているよ」とフィスは試合後にコメントした。

 2月にモンペリエとマルセイユで4強入りするなどブレイクスルーのシーズンを送っているフィスは決勝で、タイトル防衛を目指していた第2シードのキャメロン・ノリー(イギリス)を6-3 6-0で破って勝ち上がった第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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