2020-09-27

記録

18歳ムゼッティがチャレンジャー大会初優勝 [フォルリ・チャレンジャー]

ATPツアー下部大会の「フォルリ国際テニス」(チャレンジャー100/イタリア・フォルリ/9月21~26日/賞金総額8万8520ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が予選から勝ち上がってきたチアゴ・モンテーロ(ブラジル)に7-6(2) 6-4で競り勝ち、チャレンジャー大会初優勝を飾った。試合時間は1時間44分。

 ムゼッティがチャレンジャー大会に参戦したのは今回が25回目で、2度のベスト4がこれまでの最高成績だった。前週のローマ(ATP1000/クレーコート)に出場していたムセッティは、スタン・ワウリンカ(スイス)と錦織圭(日清食品)を倒すなど予選からマッチ5連勝で16強入りを果たしていた。

 昨年の全豪ジュニアでタイトルを獲得したムゼッティは、同年にジュニア世界ランク1位の座に就いた実績を持っている。

 今大会でのムゼッティは、1回戦でティムラズ・ガバシュビリ(ロシア)を6-2 6-4で、2回戦で第1シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-4 5-7 6-2で、準々決勝で第7シードのアンドレアス・セッピ(イタリア)を6-3 6-1で破り、準決勝は第6シードのロイド・ハリス(南アフリカ)が第3セット途中で棄権したため決勝進出を決めていた。

 日本勢は杉田祐一(三菱電機)が第5シードで出場していたが、1回戦でモンテーロに1-6 6-7(2)で敗れていた。

 男子ダブルス決勝は、トミスラフ・ブルキッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)/ニコラ・カシッチ(セルビア)がアンドレイ・ゴルベウ(カザフスタン)/アンドレア・ババソリ(イタリア)とのノーシード対決を3-6 7-5 [10-3]で制した。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、Ret.は途中棄権

上位の試合結果

男子シングルス決勝

○4ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)[WC] 7-6(2) 7-6(5) ●18チアゴ・モンテーロ(ブラジル)[Q]

男子シングルス準決勝

○4ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)[WC] 4-6 6-0 4-1 Ret. ●16ロイド・ハリス(南アフリカ)[6]

○18チアゴ・モンテーロ(ブラジル)[Q] 6-4 4-6 6-1 ●29アンドレア・ペレグリーノ(イタリア)

男子シングルス準々決勝

○4ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)[WC] 6-3 6-1 ●8アンドレアス・セッピ(イタリア)[7]

○16ロイド・ハリス(南アフリカ)[6] 7-6(1) 7-5 ●9サルバトーレ・カルーゾ(イタリア)[4/WC]

○18チアゴ・モンテーロ(ブラジル)[Q] 7-6(4) 6-3 ●24アレクサンダー・リチャード(アメリカ)[LL]

○29アンドレア・ペレグリーノ(イタリア)6-4 6-2 ●27ギジェルメ・クレザ(ブラジル)

男子ダブルス決勝

○9トミスラフ・ブルキッチ/ニコラ・カシッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ/セルビア)3-6 7-5 [10-3] ●6アンドレイ・ゴルベウ/アンドレア・ババソリ(カザフスタン/イタリア)

男子ダブルス準決勝

○6アンドレイ・ゴルベウ/アンドレア・ババソリ(カザフスタン/イタリア)不戦勝 ●4ロレンツォ・ムゼッティ/アンドレア・ペレグリーノ(イタリア)[WC]

○9トミスラフ・ブルキッチ/ニコラ・カシッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ/セルビア)7-5 6-0 ●15ジョナサン・エルリッチ/アンドレ・バジレンスキー(イスラエル/ベラルーシ)

※写真はローマの大会でのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)

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