3年連続同一カードの決勝を制したデ グロートが大会3連覇を達成 [フレンチ・オープン車いすの部]
今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の車いす女子シングルス決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に2-6 0-6で敗れ、デ グロートが大会3連覇を達成した。試合時間は1時間1分。
26歳のデ グロートがグランドスラム大会の同種目でタイトルを獲得したのは、2年前のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)から10大会連続で通算18回目(全豪5回、全仏4回、ウインブルドン4回、全米5回)となる。
2021年シーズンのデ グロートは東京パラリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)で金メダルを獲得して『年間ゴールデンスラム(同じ年に四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を成し遂げ、昨年は前人未到の2年連続『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』を達成した。
今大会でのデ グロートは1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のエマニュエル・モーク(フランス)を6-2 6-2で、準々決勝でワイルドカードのポリーヌ・デルレード(フランス)を6-1 6-4で、準決勝では第4シードの大谷桃子(かんぽ生命保険)を6-3 6-2で破って決勝進出を決めていた。
マリア フロレンシア・モレノ(アルゼンチン)とのペアで参戦しているダブルスでも勝ち残っているデ グロートは、単複2冠をかけた第1シードの上地/クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)に対する決勝を控えている。
車いすテニスは今年から更に規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。
写真◎Getty Images
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