上地結衣はデ グロートの連覇を阻止できず2年連続準優勝 [フレンチ・オープン車いすの部]

写真は車いす女子シングルスで2連覇を達成したディーダ・デ グロート(オランダ/左)と準優勝の上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の車いす女子シングルス決勝で第2シードの上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に4-6 1-6で敗れ、デ グロートが2連覇を達成した。試合時間は1時間13分。

 ふたりは昨年の決勝でも対戦しており、デ グロートが6-4 6-3で勝っていた。この結果で両者の対戦成績は、デ グロートの28勝15敗となった。

 25歳のデ グロートがグランドスラム大会のシングルスでタイトルを獲得したのは、昨年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン)から6大会連続で通算14回目(全豪4回、全仏3回、ウインブルドン3回、全米4回)となる。

 昨シーズンのデ グロートは東京パラリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)で金メダルを獲得し、『年間ゴールデンスラム(同じ年に四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を成し遂げた。

 今大会でのデ グロートは初戦となった準々決勝でアンヘリカ・ベルナール(コロンビア)を6-2 6-1で、準決勝では第4シードのクオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)を6-0 6-0で破って決勝進出を決めていた。

 アニーク・ファンクォト(オランダ)とのペアで第1シードとして出場しているダブルスでも勝ち残っているデ グロートは、昨年に続く単複2冠がかかった第2シードの上地/モンジェーヌに対する決勝を控えている。

 車いすテニスは今年から規模が拡大し、男女シングルス各12ドロー&男女ダブルス各6ドローで争われる。

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写真◎Getty Images

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