国際大学スポーツ連盟（FISU）が主催する「FISUワールドユニバーシティゲームズ（2021/成都）」のテニス競技（中国・四川省成都／7月29日～8月6日／ハードコート）の全日程が終了し、各種目のメダリストが出揃った。

　日本代表チームはダブルス3種目で準決勝に進出し、羽澤慎治（JCRファーマ）／田口涼太郎（Team REC）、松田美咲（橋本総業ホールディングス）／山崎郁美（亜細亜大学）、藤原智也（慶應義塾大学）／リュー理沙マリー（フリー）がそれぞれ銅メダルを獲得した。

　また各種目の成績に基づいて決定されるチーム総合で、日本は男女とも銅メダルに輝いた。

　ワールドユニバーシティゲームズとはFISUが主催する学生を対象にした国際総合競技大会で、原則として2年ごとに開催される。1959年に「ユニバーシアード競技大会」としてイタリア・トリノで第1回夏季大会、1960年にフランス・シャモニーで第1回冬季大会が開催された。

　当初は奇数年に夏季大会、偶数年に冬季大会が行われていたが、1980年代から夏冬ともに奇数年に開催されている。今回の2021年夏季大会から「FISUワールドユニバーシティゲームズ」として行われることになった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位

日本代表チーム

男子選手◎羽澤慎治（JCRファーマ）、白石光（SBCメディカルグループ）、田口涼太郎（Team REC）、藤原智也（慶應義塾大学）

女子選手◎松田美咲（橋本総業ホールディングス）、山崎郁美（亜細亜大学）、リュー理沙マリー（フリー）、永田杏里（島津製作所）

チームリーダー◎右近憲三（総監督／神戸松蔭女子学院大学）

男子監督◎宮地弘太郎（男子ヘッドコーチ／大阪体育大学）

女子監督◎細木祐子（女子ヘッドコーチ／園田学園女子大学）

トレーナー◎安田忍（白鵬女子高等学校）

総務◎村松海斗（全日本学生テニス連盟／早稲田大学）

テニス競技◎試合結果｜決勝

男子シングルス決勝

○21ヘンリー・フォン デル シューレンブルク（スイス）7-6(5) 4-6 6-1 ●48カシディット・サムレイ（タイ）[4]

女子シングルス決勝

○40グオ・ハンユー（中国）[10] 2-6 6-1 6-1 ●17ヤン・ヤーイー（台湾）[3]

男子ダブルス決勝

○1スー・ユーシャオ／ファン・ツン ハオ（台湾）[1] 6-36-3 ●25ヤン・イェルマル／ビクトル・スクレンカ（チェコ）[6]

女子ダブルス決勝

○1ウー・ファンシェン／リャン・エンシュオ（台湾）[1] 7-5 6-4 ●24グオ・ハンユー／ジアン・シンユー（中国）[4]

ミックスダブルス決勝

○1スー・ユーシャオ／ウー・ファンシェン（台湾）[1] 7-6(2) 2-6 [10-6] ●17チン・ユクアン／タン・キアンホェイ（中国）[5]

各種目メダリスト◎テニス競技

男子シングルス

金メダル◎ヘンリー・フォン デル シューレンブルク（スイス）
銀メダル◎カシディット・サムレイ（タイ）
銅メダル◎セルゲイ・フォミン（ウズベキスタン）、チャン・ユンソク（韓国）

女子シングルス

金メダル◎グオ・ハンユー（中国）
銀メダル◎ヤン・ヤーイー（台湾）
銅メダル◎アリス・ロブ（フランス）、リャン・エンシュオ（台湾）

男子ダブルス

金メダル◎スー・ユーシャオ／ファン・ツン ハオ（台湾）
銀メダル◎ヤン・イェルマル／ビクトル・スクレンカ（チェコ）
銅メダル◎羽澤慎治／田口涼太郎（日本） 、ジェフリー・フォン デル シューレンブルク／ヨナス ファビアン・シェア（スイス）

女子ダブルス

金メダル◎ウー・ファンシェン／リャン・エンシュオ（台湾）
銀メダル◎グオ・ハンユー／ジアン・シンユー（中国）
銅メダル◎松田美咲／山崎郁美（日本）、キンミ・ハンス／エリス・ワグル（アメリカ）

ミックスダブルス

金メダル◎スー・ユーシャオ／ウー・ファンシェン（台湾）
銀メダル◎チン・ユクアン／タン・キアンホェイ（中国）
銅メダル◎チャク ラム コールマン・ウォン／ホン イ コディ・ウォン（香港）、藤原智也／リュー理沙マリー（日本）

男子チーム総合

金メダル◎台湾
銀メダル◎スイス
銅メダル◎日本

女子チーム総合

金メダル◎台湾
銀メダル◎中国
銅メダル◎日本