高校センバツ個人戦優勝の里菜央(相生学院高校)がUSオープンジュニアの女子ダブルスで準優勝、帰国会見でコメント
USオープン・ジュニアの女子ダブルスで準優勝を飾った里菜央(相生学院高校)を含む全国選抜高校テニス大会選手団が帰国し、羽田空港第3ターミナルの到着ロビー内ブースで記者会見を行った。
里は今年3月に福岡・博多の森テニス競技場で開催された「大正製薬リポビタン第45回全国選抜高校テニス大会」の個人戦女子シングルスで優勝。同個人戦男子シングルス優勝の武方駿哉(柳川高校)とともに、大会のスペシャルパートナーであるウイルソン アメアスポーツジャパンの支援のもと、USオープン・ジュニアのシングルス予選にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した。
全国選抜高校テニス大会スローガン『選抜から世界へ』を合言葉に、里は初の海外遠征、そして初のグランドスラムジュニアに挑戦。シングルスは予選を突破して、本戦でもう一勝を挙げて2回戦に進出。そしてダブルスでは齋藤咲良(MAT Tennis Academy)とのペアで1、2回戦に勝利すると、準決勝で第1シードのレナタ・ヤムリコバ(スロバキア)/ケイトリン・ケベード(アメリカ)を6-2、6-3のストレートセットで破って決勝に進出。決勝は第8シードのマラ・ガエ(ルーマニア)/アナスタシア・グレワ(ロシア)に対し、第1セットを6-1で先取し、第2セットもリードしていたが、5-7、[8-10](タイブレーク)と逆転を許し、準優勝だった。
初の海外遠征に、初のグランドスラムジュニア出場、そして準優勝という快挙に、里は「USオープンが初めての海外でとても緊張していましたが、試合前から『思いきって楽しもう』と心がけていて、最後まで諦めずにプレーすることができ、ダブルスでも準優勝という結果を残すことができてうれしかったです」と喜びを語った。
羽田空港到着ロビーでの様子
帰国会見に出席した全国選抜高校テニス大会選手団
笑顔でグータッチをする里(右)と古賀会長
※以下は全国選抜高校テニス大会選手団の結果。日本のジュニアの結果はUSオープン関連ニュースまたはジュニアニュースを参照。
※[ ]数字はシード順位、WC=ワイルドカード、Q=予選勝者
ジュニア女子ダブルス
本戦決勝 ○マラ・ガエ(ルーマニア)/アナスタシア・グレワ(ロシア)[8] 6-1 5-7 [8-10] ●齋藤咲良/里菜央(MAT Tennis Academy/トップランAIOI)
本戦準決勝 ○齋藤咲良/里菜央(MAT Tennis Academy/トップランAIOI)6-2 6-3 ●レナタ・ヤムリコバ(スロバキア)/ケイトリン・ケベード(アメリカ)[1]
本戦2R ○齋藤咲良/里菜央(MAT Tennis Academy/トップランAIOI)7-5 4-6 [10-7] ●シャノン・ラム/ミカ・ストイサヴリエビッチ(アメリカ/イギリス)
本戦1R ○齋藤咲良/里菜央(MAT Tennis Academy/トップランAIOI:相生学院高校)7-6(3) 7-5 ●ビクトリア・オシグウェ/テアドラ・ラブマン(アメリカ)
ジュニア女子シングルス
本戦2R ●里菜央[Q] 1-6 1-6 ○レナタ・ヤムリコバ(スロバキア)[1]
本戦1R ○里菜央[Q] 6-1 6-3 ●ジェシカ・ベルナレス(アメリカ)[Q]
予選決勝 ○里菜央[WC] 6-1 6-4 ●ナオミ・シュー(カナダ)[12]
予選1R ○里菜央[WC] 7-6(5) 3-6 [14-12] ●エミリー・サルツ ルンデ(ノルウェー)[3]
ジュニア男子シングルス
予選1R ●武方駿哉(柳川高校)[WC] 0-6 2-6 ○ファビオ・デ ミケーレ(イタリア)[7]
=====
全国選抜高校テニス大会選手団
選手◎武方駿哉(柳川高校)、里菜央(相生学院高校)
男子監督◎徳丸真史(四日市工業高校)
女子監督◎菊池誠(宮崎商業高校)
団長◎佐藤直樹(全国選抜高校テニス大会実行委員)
古賀賢(全国選抜高校テニス大会会長)
上田篤(ウイルソン アメアスポーツジャパン)
=====
情報提供:全国選抜高校テニス大会選手団
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