2020-10-21

TENNIS

【ラケット選びに役立つ基礎用語】

©️Getty Images

あ|ア

エアロ形状

フレームが空気抵抗を受けにくいよう、楕円偏平状、あるいは三角状に設計された形状。中厚以上のフレームは多くがこの形状。偏平度合いが大きいほど、打球方向に対して硬いラケットとなる

か|カ

硬い

コントロール性は下がるが、ボールが飛びやすいフレームを表現する表現

グリップ

ラケットを握る部分。元々巻いてあるのは合成皮革か天然皮革で、ほとんどのプレーヤーはそこにグリップテープを巻いて使用する

グリップエンド

グリップの端でキャップが付いている

グリップサイズ

グリップの太さ。1はグリップの外周が4 1/8インチ、2は4 1/4インチ、3は4 3/8インチ。1が細く、3が太い。グリップテープを巻くことで、グリップは約1サイズ分太くなる

グリップテープ

汗吸収・滑り止め効果・デザイン性などを目的にグリップに巻くテープ

グロメット

フレームのカーボンを削って空けたストリングホールはストリングを傷つけるため、それを防ぐために挿入される保護システム

さ|サ

シャフト

グリップと面をつなぐ軸。「ラケットがしなる、しならない」と言うとき、この部分のことを指している

スイートエリア

ここに当たるとボールがよく飛ぶエリア。スイートスポットはストリングの反発係数がもっとも高い点

スイングバランス(スイングウェート)

ラケットを振ったときの重さを数値化したもの。同じモデルでも1本、1本異なり、計測できる店舗もある

ストリング

ラケットのボールを打つ面に張る糸で、昔は羊の腸(ガット)から作られていた名残でガットを呼ぶ人も多い。素材は主にナチュラル(牛の腸)、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタンが使われている

ストリング パターン

ストリングの本数や間隔。16×19ならストリングの数が縦16本、横19本の意味。数だけでなく、ストリングの間隔もモデルによって異なる

打球感、テンション、バランス…

た|タ

打球感

打球感が硬いという場合、ボールが壁に当たったボールがすぐ跳ね返るように反発が早いことを意味する。フラット系のプレーヤーに向いている。打球感が柔らかいと表現するものは、ストリングがボールに触れている時間が長く、ボールに回転をかけるのに適している

テンション

ストリングを張るときの張り具合。シャフトに書かれている「推奨テンション」は、表記された数値内でストリングを張れば、ラケットの持ち味が得られ、それ以上の数値で張ると破損の可能性があるという

は|ハ

バランス

ラケットの重心がどこにあるかの「静的バランス」のこと。数値が低く、グリップ側に重さの比重があるのはトップライト、数値が大きく、ラケットの先端側に比重があるのはトップヘビー

バンパーガード

ラケットのフレームを傷から守る部分

フェース

ストリングが張られている部分。フェース面積は平方インチで表され、現在は現在は85~120平方インチの間にあり、100前後が多い。面積が広いほどよく飛ぶと言われる

ブリッジ(ヨーク)

昔は外側枠だけ成型されたフレームにビスなどで後付けされたものをヨーク、成型時に一体成型され、金型から外した時に装着されているものをブリッジと呼んでいた

フレーム

ラケットの枠

フレーム厚

ラケットのフェースを横から見たときの厚み。基本的に厚いとよく飛び、薄いと飛びが抑えられる。すべて均一のものもあれば、部位によって厚さが異なるモデルもある

フレーム重量

ストリングを張る前の状態のラケットの重さ。同じモデルでも誤差があるため、店頭で詳細を確認できる

フレーム長(レングス)

全長73.7㎝(29インチ)以下で、現在の主流は27インチ。0.25、0.5、1インチ(約2.5㎝)の単位で長さが選べるものもある

(ラケット)ヘッド

ラケットのトップ(頭)部分

ボックス形状

フレームの断面構造が基本的に̻▢型となる形状。エアロ形状と対をなす形状で、しなる剛性、ねじれ剛性をコントロールしやすい。スイング時の空気抵抗が大きいためパワーのあるプレーヤー向け。しっかりした打球感を求めるならボックス、振り抜きやすさを求めるならエアロを選ぶといい

や|ヤ

柔らかい

ボールが飛びにくいが、食いつきがよく、スピンがかけやすく、コントロール性がよいラケットの表現方法

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