【ラケット選びに役立つ基礎用語】
あ|ア
エアロ形状
フレームが空気抵抗を受けにくいよう、楕円偏平状、あるいは三角状に設計された形状。中厚以上のフレームは多くがこの形状。偏平度合いが大きいほど、打球方向に対して硬いラケットとなる
か|カ
硬い
コントロール性は下がるが、ボールが飛びやすいフレームを表現する表現
グリップ
ラケットを握る部分。元々巻いてあるのは合成皮革か天然皮革で、ほとんどのプレーヤーはそこにグリップテープを巻いて使用する
グリップエンド
グリップの端でキャップが付いている
グリップサイズ
グリップの太さ。1はグリップの外周が4 1/8インチ、2は4 1/4インチ、3は4 3/8インチ。1が細く、3が太い。グリップテープを巻くことで、グリップは約1サイズ分太くなる
グリップテープ
汗吸収・滑り止め効果・デザイン性などを目的にグリップに巻くテープ
グロメット
フレームのカーボンを削って空けたストリングホールはストリングを傷つけるため、それを防ぐために挿入される保護システム
さ|サ
シャフト
グリップと面をつなぐ軸。「ラケットがしなる、しならない」と言うとき、この部分のことを指している
スイートエリア
ここに当たるとボールがよく飛ぶエリア。スイートスポットはストリングの反発係数がもっとも高い点
スイングバランス(スイングウェート)
ラケットを振ったときの重さを数値化したもの。同じモデルでも1本、1本異なり、計測できる店舗もある
ストリング
ラケットのボールを打つ面に張る糸で、昔は羊の腸(ガット)から作られていた名残でガットを呼ぶ人も多い。素材は主にナチュラル(牛の腸)、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタンが使われている
ストリング パターン
ストリングの本数や間隔。16×19ならストリングの数が縦16本、横19本の意味。数だけでなく、ストリングの間隔もモデルによって異なる
た|タ
打球感
打球感が硬いという場合、ボールが壁に当たったボールがすぐ跳ね返るように反発が早いことを意味する。フラット系のプレーヤーに向いている。打球感が柔らかいと表現するものは、ストリングがボールに触れている時間が長く、ボールに回転をかけるのに適している
テンション
ストリングを張るときの張り具合。シャフトに書かれている「推奨テンション」は、表記された数値内でストリングを張れば、ラケットの持ち味が得られ、それ以上の数値で張ると破損の可能性があるという
は|ハ
バランス
ラケットの重心がどこにあるかの「静的バランス」のこと。数値が低く、グリップ側に重さの比重があるのはトップライト、数値が大きく、ラケットの先端側に比重があるのはトップヘビー
バンパーガード
ラケットのフレームを傷から守る部分
フェース
ストリングが張られている部分。フェース面積は平方インチで表され、現在は現在は85~120平方インチの間にあり、100前後が多い。面積が広いほどよく飛ぶと言われる
ブリッジ(ヨーク)
昔は外側枠だけ成型されたフレームにビスなどで後付けされたものをヨーク、成型時に一体成型され、金型から外した時に装着されているものをブリッジと呼んでいた
フレーム
ラケットの枠
フレーム厚
ラケットのフェースを横から見たときの厚み。基本的に厚いとよく飛び、薄いと飛びが抑えられる。すべて均一のものもあれば、部位によって厚さが異なるモデルもある
フレーム重量
ストリングを張る前の状態のラケットの重さ。同じモデルでも誤差があるため、店頭で詳細を確認できる
フレーム長(レングス)
全長73.7㎝(29インチ)以下で、現在の主流は27インチ。0.25、0.5、1インチ(約2.5㎝)の単位で長さが選べるものもある
(ラケット)ヘッド
ラケットのトップ(頭)部分
ボックス形状
フレームの断面構造が基本的に̻▢型となる形状。エアロ形状と対をなす形状で、しなる剛性、ねじれ剛性をコントロールしやすい。スイング時の空気抵抗が大きいためパワーのあるプレーヤー向け。しっかりした打球感を求めるならボックス、振り抜きやすさを求めるならエアロを選ぶといい
や|ヤ
柔らかい
ボールが飛びにくいが、食いつきがよく、スピンがかけやすく、コントロール性がよいラケットの表現方法
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