ガウフがバドーサに逆転勝利、準々決勝は2018年オレンジボウルでタイトルを争ったジェン・チンウェンとのツアー初対決 [イタリア国際]

写真はココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月7~19日/賞金総額550万9771ドル/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)が元世界ランク2位のパウラ・バドーサ(スペイン)に5-7 6-4 6-1で逆転勝利をおさめてベスト8進出を決めた。

 3-5から5-5に追いついたあと直後にサービスダウンを喫して第1セットを落としたガウフは一進一退となった第2セット5-4から相手のサービスゲームを破って試合を振り出しに戻したあと第3セット第1ゲームをブレークされたが、そこから最後の6ゲームを連取して2時間27分で試合を締めくくった。

「細部を修正することが自分を救うと思っている。そうすることで3セットで負けるのではなくストレートで勝てるようになるかもしれない。それをやり遂げればロラン・ギャロスに向けての準備が整うと思う」とガウフは試合後にコメントした。

 サービスの向上に取り組んでいるガウフはマディソン・キーズ(アメリカ)に敗れた前週のマドリッド4回戦で13本のダブルフォールトを犯し、この日も11本と量産したがファーストサーブの確率が低い(38%)ながらも約76%の確率でポイントを取った。

「今日はダブルフォールトが多かったけど、前の試合よりはいいパフォーマンスだったと思う。今はファーストサーブの確率を上げることを意識しているの」とガウフは試合を振り返った。

「強く打つときと入れにいくときのバランスを見つけることが重要だと思う。正直に言うと、私は強く打ち続けることにかけている。強いサービスが入ったときに危険なものになるとわかっているから」

 ガウフは次のラウンドで、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)を6-2 6-4で破って勝ち上がった第7シードのジェン・チンウェン(中国)と対戦する。

 両者はツアー初対決となるが、ジュニア時代の2018年12月にオレンジボウル決勝で顔を合わせてガウフが6-1 3-6 6-4で勝っている。

「第3セットで先にブレークされてから挽回したことを覚えている。確か(最終セット)6-4くらいで勝ったと思う」とガウフは当時を振り返った。

「今は明らかに2人とも違う選手になった。あれからお互いに多くの経験を積んできた訳だから。次のラウンドは面白い対戦になるはずよ」

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写真◎Getty Images

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