2時間42分に渡る死闘で逆転勝利の内島萌夏が3週連続優勝、トップ100デビューが確定 [W100マドリッド]

写真は女子シングルスで優勝を飾った内島萌夏(安藤証券)(写真提供◎内島萌夏:安藤証券所属)


 国際テニス連盟(ITF)の女子ツアー下部大会「II OPEN VILLA DE MADRID」(ITFワールドテニスツアーW100/スペイン・マドリッド/5月13~19日/賞金総額10万ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、第7シードの内島萌夏(安藤証券)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したレイレ・ロメロ ゴルマス(スペイン)に5-7 6-4 7-5で逆転勝利をおさめて優勝を飾った。

 第3セット5-4からのサービスゲームでブレークバックを許した内島は5-5からもう一度相手のサービスゲームを破り、2度目のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップで0-30から4ポイントを連取して2時間42分の死闘に終止符を打った。

 22歳の内島がITFツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、2週間前の岐阜(W100/ハードコート)から3週連続でキャリア12回目(準優勝4回)となる。岐阜で今季3勝目を挙げたあと渡欧した内島は、シングルスの連勝を「15」に伸ばした。

 今大会での内島は1回戦でヌリア・パリザス ディアス(スペイン)を7-5 6-2で、2回戦でロビン・モンゴメリー(アメリカ)を6-4 6-1で、準々決勝で予選勝者のアンカ・トドニ(ルーマニア)を6-2 1-6 6-2で、準決勝ではワイルドカードのビクトリア・ヒメネス カシンツェバ(アンドラ)を0-6 6-0 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 この3週間で大量のポイントを獲得した内島は、月曜日の更新されるWTAランキングで初のトップ100入りが確定した。

 シングルスの日本勢は内島以外にも本玉真唯(安藤証券)が出場していたが、2回戦でトドニに3-6 6-3 3-6で敗れていた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

試合結果◎日本人選手

女子シングルス決勝

○17内島萌夏(日本/安藤証券)[7] 5-7 6-4 7-5 ●5レイレ・ロメロ ゴルマス(スペイン)[WC]

女子シングルス準決勝

○17内島萌夏(日本/安藤証券)[7] 0-6 6-0 6-4 ●31ビクトリア・ヒメネス カシンツェバ(アンドラ)[WC]

女子シングルス準々決勝

○17内島萌夏(日本/安藤証券)[7] 6-2 1-6 6-2 ●23アンカ・トドニ(ルーマニア)[Q]

女子シングルス2回戦

○17内島萌夏(日本/安藤証券)[7] 6-4 6-1 ●19ロビン・モンゴメリー(アメリカ)

●22本玉真唯(日本/安藤証券)3-6 6-3 3-6 ○23アンカ・トドニ(ルーマニア)[Q]

女子シングルス1回戦

○17内島萌夏(日本/安藤証券)[7] 7-5 6-2 ●18ヌリア・パリザス ディアス(スペイン)

○22本玉真唯(日本/安藤証券)6-2 6-3 ●21アモンディーヌ・エス(フランス)[Q]

女子ダブルス準々決勝

●10本玉真唯/カタジーナ・ピテール(安藤証券/ポーランド)不戦勝 ○11サマンサ・マレー シャラン/エデン・シルバ(イギリス)

女子ダブルス1回戦

○10本玉真唯/カタジーナ・ピテール(安藤証券/ポーランド)6-4 6-4 ●9マリーナ・コルブ/ナディヤ・コルブ(ウクライナ)

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写真◎Getty Images

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