2021年シーズン以来グランドスラム復帰の錦織はシェルトンに対する2回戦を途中棄権 [フレンチ・オープン]

写真は錦織圭(ユニクロ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)が第15シードのベン・シェルトン(アメリカ)に挑んだが、第2セット終了後に肩の痛みによりリタイアした。

 この試合は前日に始まったが、第1セット5-5の時点で雨により順延となっていた。

 再開後に突入したタイブレークでセットポイントを逃して第1セットを落とした錦織は第2セット2-5から初のブレークに成功したが、2度目のサービング・フォー・ザ・セットをきっちりキープしたシェルトンが7-6(7) 6-4とリードした。

 この時点でふたたび雨で試合が中断し、再開前に錦織が棄権を申し入れたためコートに戻ることなく1時間49分で試合が終了した。

 同大会に3年ぶり12回目の出場となった34歳の錦織は、3度のベスト8(2015年、17年、19年)が最高成績。前回プレーした2021年は、4回戦でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に4-6 1-6 1-6で敗れていた。

 両者は今回が初顔合わせ。今大会での錦織は1回戦で予選勝者のガブリエル・ディアロ(カナダ)を7-5 7-6(3) 3-6 1-6 7-5で破り、2021年シーズン以来のグランドスラム復帰戦を勝利で飾っていた。

 股関節と足首のケガで長期離脱を余儀なくされていた錦織は復帰戦だった昨年6月のパルマス デル マール(チャレンジャー75/ハードコート)で優勝を飾ったあと7月のアトランタ(ATP250/ハードコート)で8強入りしたが、今度は膝のケガに見舞われシーズンを終えていた。

 今シーズンの錦織は3月のマイアミ(ATP1000/ハードコート)で1試合戦っただけで今大会を迎えており、クレーコート大会でプレーした2021年全仏以来だった。

 シェルトンは次のラウンドで、第21シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。オジェ アリアシムは2回戦で、予選勝者のヘンリー・スクワイア(ドイツ)を6-4 4-6 6-3 6-2で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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