シフィオンテクがパオリーニの挑戦を退けオープン化以降3人目の女子シングルス3連覇を達成 [フレンチ・オープン]

写真は3年連続4度目の優勝を飾ったイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第12シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-2 6-1で下して3年連続4度目の優勝を飾った。試合時間は1時間8分。

 シフィオンテクが四大大会でチャンピオンに輝いたのは、昨年の全仏以来でキャリア5度目となる。同ラウンドでの戦績は、5勝0敗となった。

 同大会に6年連続出場となった23歳のシフィオンテクは、これまでに3度(2020年、22~23年)タイトルを獲得。ディフェンディング・チャンピオンとしてトップシードで臨んだ昨年は、決勝でカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を6-2 5-7 6-4で倒して2連覇を達成した。

 ロラン・ギャロスの同種目でオープン化以降に3連覇を達成したのは、1990~92年のモニカ・セレス(アメリカ)と2005~07年のジュスティーヌ・エナン(ベルギー)に続きシフィオンテクが3人目となる。

 前哨戦のマドリッドとローマ(ともにWTA1000/クレーコート)を連続で制して今大会を迎えているシフィオンテクは、連勝を「19」に伸ばした。

 ふたりはこれが3度目(ツアー下部大会を含む)の対決だったが、シフィオンテクが3連勝を飾った。グランドスラム大会では2022年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の1回戦で顔を合わせ、シフィオンテクが6-3 6-0で勝っていた。

 今大会でのシフィオンテクは1回戦で予選勝者のレオリア・ジャンジャン(フランス)を6-1 6-2で、2回戦で元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)を7-6(1) 1-6 7-5で、3回戦でマリー・ブーズコバ(チェコ)を6-4 6-2で、4回戦でアナスタシア・ポタポワ(ロシア)を6-0 6-0で、準々決勝で第5シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を6-0 6-2で、準決勝では第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)を6-2 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 パオリーニは今回が18回目のグランドスラム本戦だったが、シングルスでは1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で4回戦に進出するまで2回戦より先に勝ち進んだことがなかった。

 オープン化以降でロラン・ギャロスの同種目でイタリア人選手が決勝に進出したのは2010年大会チャンピオンのフランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)、12年大会準優勝者のサラ・エラーニ(イタリア)に続きパオリーニが3人目だった。

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写真◎Getty Images

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