パオリーニがカリンスカヤに逆転勝利でキャリア最大のタイトルを獲得「自分自身を誇りに思う」 [ドバイ選手権]

写真はキャリア最大のタイトルを獲得したジャスミン・パオリーニ(イタリア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTA1000/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月18~24日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、ジャスミン・パオリーニ(イタリア)が予選勝者のアンナ・カリンスカヤ(ロシア)に4-6 7-5 7-5で競り勝ち栄冠に輝いた。

 28歳のパオリーニがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、2021年9月のポルトロシュ(WTA250/ハードコート)以来でキャリア2度目(準優勝3回)となる。イタリア人選手がWTA1000大会でチャンピオンとなったのは、2014年3月にインディアンウェルズを制したフラビア・ペンネッタ(イタリア)と2021年8月にモントリオールで勝ったカミラ・ジョルジ(イタリア)に続きパオリーニが3人目となる。

 ワンブレーク差で第1セットを落としたパオリーニは第2セット1-3から巻き返すと6-5から相手のサービスゲームを破って試合を振り出しに戻し、第3セット3-5から最後の4ゲームを連取して2時間13分で逆転勝利をおさめた。

 ふたりはこれが3度目の対戦だったが、パオリーニが2勝1敗と勝ち越した。今シーズンは1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の4回戦で顔を合わせ、カリンスカヤが6-4 6-2で勝っていた。

「凄く特別だし、本当にうれしい。とても厳しい試合だった。彼女は信じられないような1週間を過ごして素晴らしいプレーをしていたから、何とか挽回できて本当によかった。すべてのポイントに集中しようとしていたし、できると信じていた。自分自身を誇りに思うわ」とパオリーニは試合後のオンコートインタビューで語った。

「私は1回戦で第1セットを落として第2セットもブレークされたところから挽回した。1回戦負けでもおかしくなかったのに、今ここにいてタイトルを獲ったなんて信じられない」

 ともにキャリア最高の1週間を終えた2人は大会後に更新される世界ランクで自己最高を更新することが確定しており、パオリーニが26位から14位、カリンスカヤは40位から24位に浮上する見込みとなっている。

 先に行われたダブルス決勝では第4シードのストーム・ハンター(オーストラリア)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)が第3シードのニコール・メリカ マルチネス(アメリカ)/エレン・ペレス(オーストラリア)を6-4 6-2で下し、2022年6月のベルリン(WTA500/グラスコート)以来となるコンビ2勝目を挙げた。


女子ダブルスで優勝を飾ったストーム・ハンター(オーストラリア/左)とカテリーナ・シニアコバ(チェコ)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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