大坂がグラスコートで約5年ぶりの勝利「初心者になったような気分」 [WTAスヘルトーヘンボス]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「リベマ・オープン」(WTA250/オランダ・北ブラバント州スヘルトーヘンボス/6月12~18日/賞金総額23万2244ユーロ/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)が第4シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-2 6-4で退け5年ぶりのグラスコートシーズンをスタートした。

 自分のサービスゲームをすべてキープした大坂は2-2から4ゲームを連取して第1セットを先取し、第2セット5-4から3度目のブレークに成功して1時間9分で快勝した。

 初戦敗退に終わった2019年ウインブルドンを最後にグラスコート大会でプレーしていなかった大坂は、同サーフェスで同年6月のバーミンガム以来となる勝ち星を挙げた。

「間違いなくサービスの出来には満足している。芝ではどのサーフェスよりも(サービスが有効だという)自信があったから、かなり早い段階で実感できてよかったわ」と大坂は試合後にコメントした。

「今年は私にとって初めてのグラスコートシーズンだと思っている。この大会でプレーするのも初めてだし、ある意味で自分が初心者になったような気分がしているの」

 フレンチ・オープンで3年連続4度目の優勝を飾った世界ランク1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)を2回戦でギリギリまで追い詰めたことについて質問された大坂は、「これまでもずっとそうだったけど、私は大きな舞台で最高の選手と対戦するほうがいいプレーができると思う。むしろ小さな大会でもそのレベルを維持する必要があるわね」と答えた。

 大坂は次のラウンドで、ベルナルダ・ペラ(アメリカ)を4-6 6-2 6-4で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のスーザン・ラメンズ(オランダ)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、大会3連覇を目指す第3シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、第6シードのユアン・ユエ(中国)、エミナ・ベクタス(アメリカ)、予選勝者のダルマ・ガルフィ(ハンガリー)、ワイルドカードで出場したセリーヌ・ネフ(スイス)とビアンカ・アンドレスク(カナダ)、アレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)が2回戦に駒を進めた。

 前日は雨によりシングルスは2試合しか完了せず、第7シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)とグリート・ミネン(ベルギー)が初戦を突破していた。

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写真◎Getty Images

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