ラドゥカヌが同じ2002年生まれのスニーグルを退け今季2度目のベスト8進出「彼女はやり難くて型破りな選手」 [WTAノッティンガム]

写真はエマ・ラドゥカヌ(イギリス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ロスシー・オープン」(WTA250/イギリス・ノッティンガム/6月10~16日/賞金総額26万7082ドル/グラスコート)の女子シングルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が同じ2002年生まれのダリア・スニーグル(ウクライナ)を6-2 6-2で下してベスト8に進出した。

 スニーグルは立ち上がりに2-0とリードしたが、そこから6ゲームを連取して第1セットを先取したラドゥカヌが第2セットでも2度ブレークに成功して1時間19分で快勝した。

 同地で開催された2021年のITFツアーW100大会で8強入りしたラドゥカヌは、ワイルドカードを獲得したその年のウインブルドンで4回戦に進出して飛躍のきっかけを掴んでいた。

「非常に難しい試合だった。ダリアはグラスコートで本当にいいプレーをするから、今日は試合前から気合を入れる必要があるとわかっていた」とラドゥカヌは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼女は(2019年に)ウインブルドン・ジュニアで優勝しているし、ジュニア時代は彼女と一緒に大会に出場していた。彼女が如何にやり難くて型破りな選手かは知っている。何とか勝つことができてうれしいわ」

 この試合で11本のサービスエースを決めたラドゥカヌはサーブ力の向上について聞かれ、「私はあらゆる部分の上達に取り組んできたけど、サービスは非常に重要だわ。スピードガンは見ないけど、レベルが上がったときにフリーポイントがいくつか取れるのはいいことだしね」とラドゥカヌは答えた。

「今年の出だしにはそれができなかった。イガ・シフィオンテク(ポーランド)やアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)のようなトップ選手と対戦するときはいいファーストサーブが必要になる」

 ラドゥカヌは4月のシュツットガルト以来となる今季2度目の準々決勝で、アシュリン・クルーガー(アメリカ)とワイルドカードで出場した先天性指欠損(外胚葉異形成症)という稀な遺伝子疾患を持つ23歳のフランチェスカ・ジョーンズ(イギリス)の勝者と対戦する。この試合は6-4 4-6 6-5でジョーンズがサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたが、30-30となった時点で雨により順延となった。

 そのほかの試合では第5シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)がタチアナ・マリア(ドイツ)に3-6 6-3 6-1で逆転勝利をおさめて8強入りを決めたが、第1シードのオンス・ジャバー(チュニジア)と予選勝者のリンダ・フルビルトバ(チェコ)の2回戦は雨で延期となった。

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写真◎Getty Images

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