復帰2戦目のアンドレスクが約2年ぶりの決勝進出「努力と忍耐が報われつつあると思う」 [WTAスヘルトーヘンボス]

写真はビアンカ・アンドレスク(カナダ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「リベマ・オープン」(WTA250/オランダ・北ブラバント州スヘルトーヘンボス/6月12~18日/賞金総額23万2244ユーロ/グラスコート)の女子シングルス準決勝でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したビアンカ・アンドレスク(カナダ)が予選勝者のダルマ・ガルフィ(ハンガリー)を6-4 6-2で下し、2019年USオープン以来のタイトルに王手をかけた。

 2-1から一度だけサービスダウンを喫したアンドレスクはワンブレーク差で第1セットを先取し、第2セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間31分で勝利を決めた。

 背中のケガで約10ヵ月の戦線離脱を余儀なくされていたアンドレスクは先のフレンチ・オープンで復帰し、3回戦に進出してジャスミン・パオリーニ(イタリア)に1-6 6-3 0-6で敗れたあと復帰2戦目に臨んでいる。

「最高の気分だわ。つぎ込んでいるすべての努力と忍耐が報われつつあると思う」とアンドレスクは試合後にコメントした。

「試合を通してとてもいいプレーができたと思う。コンディションは簡単ではなく、彼女(ガルフィ)は随所で本当にいいプレーをしていた。彼女はどこか痛めているような感じだったけど、それに助けられることはなかった。だからとにかく最後まで集中しようと心掛け、決して諦めなかった」

 アンドレスクは2022年6月のバート ホンブルク以来となる決勝で、第2シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)と大会3連覇を目指す第3シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)の勝者と対戦する。

 この試合はサムソノワが第1セットを6-3で先取したあとアレクサンドロワが2つのマッチポイントを凌いで第2セットを7-6(1)で取り返したが、雨により順延となった。

 これに先立ちアレクサンドロワは前日にオープニングゲームが終了した時点で雨で持ち越しとなっていた準々決勝をプレーし、予選勝者のロビン・モンゴメリー(アメリカ)を6-4 6-3で破っていた。

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写真◎Getty Images

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