大坂なおみは産休から復帰後初の4強入りならず、2度目の対決は接戦の末にアンドレスクが雪辱 [WTAスヘルトーヘンボス]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「リベマ・オープン」(WTA250/オランダ・北ブラバント州スヘルトーヘンボス/6月12~18日/賞金総額23万2244ユーロ/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、世界ランク125位の大坂なおみ(フリー)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したビアンカ・アンドレスク(カナダ)に4-6 6-3 6-7(3)で競り負けた。

 ワンブレーク差でセットを分け合ったあと大坂は第3セット2-5から巻き返したが、突入したタイブレークで相手のミスにも助けられたアンドレスクが2-3から5ポイントを連取して2時間15分で勝利をもぎ取った。

 同大会に初めて出場した大坂がグラスコート大会でプレーしたのは、初戦敗退に終わった2019年ウインブルドン(イギリス・ロンドン)以来だった。

 この結果でアンドレスクは、大坂との対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。ともにUSオープン優勝経験(大坂が2018年&20年、アンドレスクは2019年)のある両者は2019年10月に北京(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)の準々決勝で一度対決しており、大坂が当時17連勝中だったアンドレスクに5-7 6-3 6-4で勝っていた。

 ケガの影響もあって11大会しか出場しなかった2022年シーズンを14勝9敗で終えた元世界ナンバーワンの大坂は第一子となる娘の出産を経て1月のブリスベン(WTA500/ハードコート)で復帰し、13勝10敗(ビリージーンキングカップを含む)の戦績で今大会を迎えていた。

 今大会での大坂は1回戦で第4シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-2 6-4で、2回戦ではワイルドカードのスーザン・ラメンズ(オランダ)を6-2 6-2で破って8強入りを決めていた。

 アンドレスクは次のラウンドで、予選勝者のダルマ・ガルフィ(ハンガリー)と対戦する。ガルフィは準々決勝で、アレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)を7-5 6-3で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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