厳しいダブルヘッダーを乗り越えたブルターが母国の大会で2連覇を達成「夢なのか現実なのかよくわからない」 [WTAノッティンガム]

写真は母国の大会で2連覇を達成したケイティ・ブルター(イギリス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ロスシー・オープン」(WTA250/イギリス・ノッティンガム/6月10~16日/賞金総額26万7082ドル/グラスコート)の女子シングルス決勝で第3シードのケイティ・ブルター(イギリス)が第6シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)に4-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめ、母国の大会で2連覇を達成した。

 ワンブレーク差で第1セットを落としたブルターは相手のサービスゲームを2度破って第2セットを取り返し、第3セット5-1からサービスダウンを喫したあと続くレシーブゲームで迎えた2度目のチャンピオンシップポイントをものにして1時間53分で歓喜の瞬間を迎えた。

 これに先立ちブルターが第1セット終了後に雨で順延となっていた準決勝でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)との地元勢対決を6-7(13) 6-3 6-4で制し、プリスコバはディアン・パリー(フランス)を6-7(9) 6-1 6-4で倒して決勝進出を決めていた。

「夢を見ているのか実際に起きていることなのかよくわからない。ここにいることが信じられない。ここは心の中で私の特別な場所になっており、これからもそうあり続ける」とブルターは表彰式で行われたオンコートインタビューで語った。

「私にとって信じられないような1週間だった。厳しいクレーコートシーズンを経て精神的にタフになったと思う」

 27歳のブルターがWTAツアーでタイトルを獲得したのは3月のサンディエゴ以来でキャリア3度目となり、ツアー決勝で3連勝を飾った。

「正直に言うと今週はあまり多くの期待を持たず、とにかく楽しもうと考えていたの」とブルターは試合後に明かした。

「ここで本当にいいテニスをして優勝することができたけど、最終的にどうやってやり遂げたのかよくわからない。でも2連覇を達成できて自分自身を凄く誇りに思う」

 ダブルスでは延期となっていた準決勝でアシュリン・クルーガー(アメリカ)/ジャン・シューアイ(中国)を6-0 6-4で破った第1シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/エリン・ロウトリフ(ニュージーランド)が続く決勝でハリエット・ダート(イギリス)/パリーに5-7 6-3 [11-9]で競り勝ち、昨年10月の鄭州以来となるコンビ3勝目を挙げた。


(右から)女子ダブルス優勝のガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)、エリン・ロウトリフ(ニュージーランド)、準優勝のハリエット・ダート(イギリス)、ディアン・パリー(フランス)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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