膝の手術から再浮上を目指すトムヤノビッチがグラスコート大会で初のベスト4進出 [WTAバーミンガム]

写真はアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ロスシー・クラシック」(WTA250/イギリス・ウェストミッドランズ州バーミンガム/6月17~23日/賞金総額26万7082ドル/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)が第6シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)に1-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめてベスト4進出を決めた。

 フェルナンデスは1ゲームしか落とさず第1セットを先取したあと第2セット第1ゲームをブレークしたが、直後に追いついたトムヤノビッチがもう一度相手のサービスゲームを破って試合を振り出しに戻すと第3セットでは主導権を握って1時間45分で試合を締めくくった。

 2021年と22年にウインブルドンで8強入りした実績を持つトムヤノビッチだが、グラスコートで準決勝まで勝ち進んだのは今回が初となる。2023年1月に受けた膝の手術以降にトムヤノビッチがツアーレベルでプレーするのは、復帰戦だった同年8月のUSオープン含め今週が7大会目に過ぎない。

「本当にうれしい。今年に入ってからも小さな挫折が何度もあったから、すべてを日々受け止めている。だから今大会でのパフォーマンスには満足するべきだし、実際に満足しているわ」とトムヤノビッチは試合後にコメントした。

「毎日やらなければならないことがたくさんあるから振り返る機会がある訳じゃないけど、この大会が終わったあとに間違いなく自分にとって素晴らしい週だと思うことになるはずだわ。特にここ何年かはあまりプレーしていなかったから」

 トムヤノビッチは次のラウンドで、第2シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)を6-1 6-4で破って勝ち上がった第7シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ユリア・プティンセバ(カザフスタン)とエリザベッタ・コッチャレット(イタリア)の顔合わせとなった。プティンセバがラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のキャロライン・ドラハイド(アメリカ)を6-3 6-7(2) 6-1で振りきり、コッチャレットは1セットダウンを克服してディアナ・シュナイダー(ロシア)を5-7 6-4 6-2で退けた。

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写真◎Getty Images

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