シナーがメドベージェフを4セットで退け初の準決勝進出 [USオープン]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月26日~9月8日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-2 1-6 6-1 6-4で振りきり初のベスト4進出を果たした。試合時間は2時間39分。

 同大会に6年連続出場となる23歳のシナーは、2022年の準々決勝進出がこれまでの最高成績だった。第6シードで臨んだ昨年は、4回戦でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に4-6 6-3 2-6 6-4 3-6で敗れていた。

 体調不良でパリ五輪欠場を余儀なくされたシナーはUSオープンシリーズ2大会でプレーし、シンシナティ(ATP1000/ハードコート)でタイトルを獲得するなど6勝1敗の戦績で今大会を迎えている。

 この結果でシナーは、メドベージェフとの対戦成績を6勝7敗とした。ふたりは今季のグランドスラム大会で2度対決し、いずれも5セットの末に(全豪決勝がシナー、ウインブルドン準々決勝はメドベージェフ)星を分け合っていた。

 今大会でのシナーは1回戦でマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を2-6 6-2 6-1 6-2で、2回戦でアレックス・ミケルセン(アメリカ)を6-4 6-0 6-2で、3回戦でクリストファー・オコネル(オーストラリア)を6-1 6-4 6-2で、4回戦では第14シードのトミー・ポール(アメリカ)を7-6(3) 7-6(5) 6-1で破って8強入りを決めていた。

 四大大会すべての準々決勝で勝利をおさめたシナーは次のラウンドで、第25シードのジャック・ドレイパー(イギリス)と対戦する。ドレイパーは準々決勝で、第10シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-3 7-5 6-2で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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